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赤ちゃんの足裏を触った時に、ぎゅっと指を握りしめる反応を見たことはありませんか。乳児健診で医師が赤ちゃんの足裏を優しく押して何かチェックしている様子を見て、あれは何を確認していたのだろうと疑問に思ったママも多いのではないでしょうか。これは足底把握反射という、生まれながらに備わっている大切な反応で、赤ちゃんの発達を知る重要なサインです。
足底把握反射は原始反射の一つで、赤ちゃんの神経の発達状態を教えてくれます。今回は足裏の把握反射を中心に、原始反射の役割や消える時期、家庭でのチェック方法について詳しくお話ししていきますね。


足底把握反射は赤ちゃんが健やかに成長している証拠です。焦らず一つずつ理解していきましょう
原始反射とは、生まれたばかりの赤ちゃんが意識せずに行う自動的な反応のことです。脳や神経系がまだ未熟な時期に、生き延びるために必要な動きを本能的に行えるよう、プログラムされているのです。お母さんのおっぱいを吸う、危険から身を守るといった生存に欠かせない行動が、この原始反射によって可能になっています。
原始反射は20種類以上あると言われていて、それぞれに大切な役割があります。成長とともに大脳皮質が発達すると、これらの反射は自然と抑制されて消えていきます。つまり原始反射が消えることは、脳が成熟してきた証拠なのです。逆に消えるべき時期を過ぎても残っていると、発達に何か問題がないか確認が必要になります。
足底把握反射は原始反射の中でも特に重要で、乳児健診でも必ずチェックされる項目の一つです。足裏は体を支える土台になる部分ですから、ここの反射を見ることで全身の発達状態を推測することができるのです。
足底把握反射は、赤ちゃんの足裏、特に指の付け根あたりを優しく押した時に、足の指をぎゅっと握りしめる反応です。新生児プランター反射とも呼ばれています。まるで何かをつかもうとするような動きで、手の把握反射と似た反応ですね。
この反射は生まれた直後から見られ、赤ちゃんが元気に生まれてきた証の一つとも言えます。小さな足の指が力強く握りしめる様子は、とても愛らしく感じられますよね。でもこれは単なる可愛い反応ではなく、将来の運動能力につながる大切な発達のステップなのです。
足底把握反射は生後6ヶ月頃から徐々に弱くなり始めます。生後10ヶ月から1歳頃には消失するのが一般的です。これはちょうど赤ちゃんがつかまり立ちをしたり、歩き始めたりする時期と重なります。立って歩くためには足裏全体で地面を感じる必要があるため、把握する反射は自然と弱まり消えていくのです。
足底把握反射はただの反応ではなく、赤ちゃんの成長にとって重要な意味を持っています。この反射が将来の運動能力や感覚の発達につながっているのです。
足底把握反射は、足裏の感覚を育てる役割があります。足裏は全身のバランスを取るために非常に重要な部位で、たくさんの神経が集まっています。赤ちゃんの頃から足裏に刺激を受けることで、脳への情報伝達が活発になり、感覚が育っていくのです。
足裏には「第二の心臓」とも呼ばれるほど、全身の健康に関わる反射区がたくさん存在します。赤ちゃんの時期に適切な刺激を受けることで、足裏の感覚受容器が発達し、将来のバランス感覚や運動能力の土台が作られます。
足底把握反射を通じて、足の指を使う力が養われます。つかむという動作は、立ったり歩いたりする時に地面を蹴る力の基礎になります。赤ちゃんの足指が何かをぎゅっと握る動きは、将来地面をしっかりつかんで踏ん張る力へと発展していくのです。
最近は裸足で過ごす機会が減り、足裏への刺激が少ない環境で育つ子どもが増えています。そのため足指をうまく使えず、踏ん張る力が弱い子どもも見られます。赤ちゃんの時期から足裏への適切な刺激を与えることが、将来の運動能力を育てることにつながります。
足底把握反射は脊髄レベルの反射ですが、この反射を繰り返すことで脳と体をつなぐ神経回路が強化されます。赤ちゃんが足裏を刺激されるたびに、その情報が脳に届き、神経のネットワークが発達していくのです。
足底把握反射には消える時期の目安があります。ただし赤ちゃんの発達には個人差が大きく、多少のずれは正常範囲です。焦らず見守ることが大切ですよ。
一般的に足底把握反射は生後6ヶ月頃から徐々に弱まり始め、生後10ヶ月から1歳頃に消失します。早い子では生後8ヶ月頃に消える場合もありますし、1歳を少し過ぎても残っている子もいます。これは赤ちゃんの運動発達のペースによって変わってくるのです。
つかまり立ちや伝い歩きを始める頃には、足裏全体で地面を感じる必要が出てきます。指を握りしめる反射があると、足裏の感覚がうまく働かないため、自然と反射は弱まっていきます。一人で立てるようになる頃には、ほとんどの赤ちゃんでこの反射は消失しています。
もし1歳半を過ぎても強く残っている場合は、他の発達の様子も合わせて確認してみましょう。首すわりや寝返り、おすわりといった運動発達が順調で、筋肉の緊張も正常であれば、様子を見ていて大丈夫なケースがほとんどです。
足底把握反射は家庭でも簡単にチェックすることができます。赤ちゃんとのスキンシップの一環として、優しく確認してみましょう。ただし強く刺激しすぎたり、赤ちゃんが嫌がったりする時は無理にしないでくださいね。
赤ちゃんを仰向けに寝かせ、リラックスした状態で行います。お風呂上がりなど、赤ちゃんの機嫌が良い時がおすすめです。足裏の指の付け根あたりを、親指で優しく押してみてください。力を入れすぎず、くすぐるくらいの強さで十分です。
反射がある場合は、赤ちゃんの足の指がぎゅっと曲がって、まるで何かをつかむような動きをします。しっかりと握る力を感じられることもありますよ。左右両方とも確認して、反応に差がないかも見ておきましょう。
赤ちゃんが眠い時や空腹の時は避けてください。機嫌が悪いと正確な反応が見られないことがあります。また冷たい手で触ると赤ちゃんがびっくりしてしまうので、手を温めてから触れるようにしましょう。
もし左右で反応に大きな差がある場合は、体のバランスや神経の状態をチェックする必要があるかもしれません。気になる時は健診の際に医師に相談してみましょう。片側だけ反応が弱い、または強いという場合は、向き癖や体の使い方の偏りが関係していることもあります。
足底把握反射がある時期は、積極的に足裏への刺激を与えることが発達を促します。日常生活の中でできる簡単な方法をご紹介しますね。
赤ちゃんが起きている時に、優しく足裏をマッサージしてあげましょう。指の付け根を押したり、足裏全体をさすったりすることで、感覚が育ちます。ベビーマッサージの一環として取り入れるのもおすすめです。オイルやローションを使うと、滑らかに刺激を与えられますよ。
月齢が進んできたら、畳の上やクッションなど、様々な感触のものに足裏を触れさせてあげましょう。異なる刺激を経験することで、足裏の感覚がより豊かに発達します。ただし硬すぎるものや尖ったものは避けて、安全な環境で行ってくださいね。
つかまり立ちができるようになったら、できるだけ裸足で過ごす時間を作りましょう。靴下を履いていると足裏の感覚が育ちにくくなります。家の中では裸足で過ごし、足指をしっかり使える環境を整えることが大切です。
足底把握反射は、他の原始反射とも関連しながら発達していきます。手の把握反射は足底把握反射と同じような反応で、手のひらに触れたものを握りしめます。手の把握反射は生後5ヶ月から6ヶ月頃に消え、足底把握反射より少し早く消失します。
これは手の方が先に細かい動きを習得する必要があるためです。おもちゃをつかんだり、離したりする動きができるようになるには、把握反射が消えることが必要なのです。足も同様に、歩くための準備として把握反射が消えていきます。
モロー反射や吸啜反射といった他の原始反射も、それぞれの役割を終えると順番に消えていきます。これらの反射が適切な時期に現れ、そして消えていくことが、健やかな発達の証なのです。
以下のような様子が見られる場合は、小児科や発達の専門家に相談することをおすすめします。早めにチェックを受けることで、必要なサポートを始めることができますよ。
これらは必ずしも問題があるということではありませんが、専門家の目で確認してもらうことで安心につながります。気になることがあれば、遠慮せず相談してくださいね。
湘南カイロ鎌倉整体院では、赤ちゃんの体のバランスや発達の状態を丁寧にチェックし、健やかな成長をサポートしています。足底把握反射の状態や、体の使い方、向き癖など、気になることがあればどんな小さなことでもご相談ください。
当院のベビー整体は赤ちゃんに負担をかけない、とても優しい手技で行います。体の緊張を緩め、自然な動きを引き出すことで、赤ちゃん本来の発達する力をサポートします。また日常生活での抱き方や寝かせ方、足裏への刺激の与え方についても、具体的にアドバイスさせていただきますよ。
足底把握反射は赤ちゃんの発達を知る大切な目安です。反射が残っていても消えていても、それぞれに意味があります。大切なのは赤ちゃん全体の発達を見ながら、必要なサポートをしていくことです。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談くださいね。

