
院長:高木お気軽にご相談ください!
湘南カイロ鎌倉整体院の高木です。赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこしていると、腰が痛くなって辛いという経験はありませんか。せっかくの育児の時間が、腰の痛みで憂鬱になってしまうのは本当に残念なことですよね。
実は、抱っこ紐による産後の腰痛で悩んでいるママはとても多いのです。今回は、なぜ抱っこ紐を使うと腰が痛くなるのか、その原因と、痛みを防ぐための正しい使い方、そして根本から改善する方法について、詳しくお話しします。


正しく使えば抱っこ紐はママの強い味方になります
まず、なぜ抱っこ紐を使うと腰が痛くなるのか、その主な原因を理解していきましょう。原因を知ることで、適切な対処法が見えてきます。
出産後の骨盤は、大きく開いた状態から元に戻ろうとしています。この時期の骨盤は靭帯が緩んでいて、とても不安定な状態です。骨盤が歪んだまま重い赤ちゃんを抱っこすると、特定の部位に負担が集中してしまいます。
妊娠中から分泌されるリラキシンというホルモンの影響で、出産後数ヶ月は靭帯が緩みやすくなっています。この時期に不適切な姿勢で抱っこを続けると、骨盤の歪みが固定化され、慢性的な腰痛につながります。産後の骨盤ケアは、抱っこ紐による腰痛を防ぐ上で非常に重要です。
抱っこ紐の腰ベルトを正しい位置に装着できていないことも、大きな原因の一つです。腰ベルトの位置が高すぎると、腰への圧迫が強くなり痛みが出やすくなります。逆に低すぎると、骨盤が後ろに傾いてしまい、腰に負担がかかります。
正しい位置は、骨盤の一番出っ張っている部分、つまり腸骨稜という骨の上です。この位置に腰ベルトを巻くことで、赤ちゃんの体重を骨盤で支えることができます。鏡を見ながら、地面と平行になるように調整しましょう。
抱っこ紐は個人の体格に合わせて細かく調整する必要があります。肩ストラップが緩すぎると、赤ちゃんの体重が腰に集中してしまいます。腰ベルトが緩すぎると、安定感がなく、体が無意識に力を入れて支えようとするため、筋肉が疲労します。
パートナーと共用している場合、体格差があるため、使うたびに調整が必要です。面倒でも毎回しっかりと調整することが、腰痛予防の鍵になります。赤ちゃんが体に密着している状態が理想的です。
赤ちゃんを抱っこすると、重心が前に移動します。このバランスを取ろうとして、無意識に腰を反らせてしまう方が多いです。反り腰の姿勢が続くと、腰椎に過度な負担がかかり、痛みが出やすくなります。
特に、赤ちゃんの位置が低すぎると、体を反らせる傾向が強くなります。赤ちゃんの頭がママの鎖骨あたりにくるくらいの高さが理想的です。鏡で横から見て、背骨が自然なカーブを保てているか確認しましょう。
また、両親がつけていて辛くなる姿勢は赤ちゃんにとっても同じように辛い姿勢となっていることもあります。
産後は腹筋や骨盤底筋群の筋力が著しく低下しています。これらの筋肉は体幹を支える重要な役割を果たしているため、筋力が弱いと腰への負担が増えます。特に帝王切開の場合は、腹筋が切開されているため、回復により時間がかかります。
また、妊娠中は運動不足になりがちです。出産後も育児で忙しく、運動する時間が取れないことが多いでしょう。筋力が低下した状態で重い赤ちゃんを抱っこし続けることが、腰痛の大きな原因になります。
赤ちゃんを抱っこ紐に入れる時、中腰になって抱き上げていませんか。この動作が実は腰に大きな負担をかけています。中腰で重い物を持ち上げる動作は、ぎっくり腰の原因にもなる危険な動きです。
正しくは、膝を曲げてしゃがみ、赤ちゃんを体に引き寄せてから、脚の力で立ち上がります。腰だけで持ち上げるのではなく、脚の大きな筋肉を使うことがポイントです。毎日何度も行う動作なので、正しい方法を身につけることが大切です。
抱っこ紐を正しく使うことで、腰への負担を大きく軽減できます。細かい調整が面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば数分でできるようになります。
腰ベルトは骨盤の一番出っ張っている部分、腸骨稜の上に巻きます。お腹周りではなく、骨盤にかけることを意識してください。ベルトが地面と平行になるように調整し、しっかりと締めます。緩すぎると効果がないので、少しきついかなと思うくらいでちょうど良いです。
装着したら、鏡で横から見て確認しましょう。前後で高さが違っていないか、ねじれていないかをチェックします。正しい位置に装着できていれば、腰への圧迫感ではなく、骨盤で支えられている安定感を感じられるはずです。
肩ストラップは、赤ちゃんがママの体にぴったりと密着するまで締めます。赤ちゃんとの間に手のひら1枚分以上の隙間があると、赤ちゃんの体重が腰に集中してしまいます。密着させることで、肩と腰の2点で体重を分散できます。
肩ストラップがずり落ちてくる場合は、締めが緩すぎるサインです。肩から背中にかけてしっかりフィットするように調整しましょう。リュックサックを背負う時と同じように、肩甲骨の間でクロスするバックルもきちんと留めることが大切です。
赤ちゃんの頭がママの鎖骨あたりにくる高さが理想的です。この高さだと、キスができるくらいの距離感になります。赤ちゃんの位置が低すぎると、体を前に倒す姿勢になり、腰への負担が増えます。
新生児期は首がすわっていないため、頭をしっかり支える必要があります。インサートやヘッドサポートを使って、赤ちゃんの体勢を整えましょう。成長に合わせて、こまめに調整することも忘れないでください。
抱っこ紐を使っている時は、意識して正しい姿勢を保つことが重要です。反り腰にならないよう、お腹に軽く力を入れて、骨盤を立てるイメージを持ちましょう。顎を引いて、頭が体の真上にくるようにします。
長時間同じ姿勢でいると疲れるので、適度に休憩を取ることも大切です。座れる場所があれば座る、壁に寄りかかるなど、腰への負担を減らす工夫をしてください。買い物などで長時間使う場合は、自分と赤ちゃんのお互いのために途中で一度下ろして休憩をしたり、ベビーカーを併用するなどの対策をしてください。
抱っこ紐の種類によって、腰への負担は大きく変わります。自分の体格や体の状態に合った抱っこ紐を選ぶことが、腰痛予防の第一歩です。
腰ベルトにしっかりとしたクッションが入っているものを選びましょう。クッション性が高いと、骨盤への圧迫が分散され、長時間使っても痛くなりにくいです。幅も重要で、10センチ以上ある幅広タイプの方が安定感があります。
実際に試着して、腰ベルトの硬さや厚みを確認することをおすすめします。柔らかすぎると支える力が弱く、硬すぎると圧迫感が強くなります。適度な弾力があるものが理想的です。
多くの抱っこ紐がこちらのタイプです。肩ストラップと腰ベルトの両方でしっかり支えるタイプが、腰への負担が少ないです。肩だけで支えるタイプや、腰だけで支えるタイプは、特定の部位に負荷が集中してしまいます。
また、生地が柔らかいものなどでお母さんの身体と合わないものは腰痛だけでなく肩こりも併発して更に体調が悪くなってしまう事があります。長い期間使用するものになります。ベビー用品を扱う店舗では試着が出来るので、生地間や付け心地などを十分に確認し、体に合ったものを選ぶようにしてください。
最近人気のヒップシート付き抱っこ紐は、赤ちゃんが大きくなってから抱っこする際に肩ひもなしでも赤ちゃんを支えて抱っこができるのでとても便利なアイテムです。
ただし、ヒップシート部分に重さがあるため、商品によっては全体の重量が重くなることもあるほか、腰の据わっていない低月齢の赤ちゃんに使用する場合は、抱っこ紐の中でスペースが生まれやすくなっています。そのため、抱っこ紐の中で反りかえりが起こってしまい身体の緊張が高まってしまう事が多いです。
便利で長く使えるタイプですが、メーカーが使用可とうたっていても月齢によっては適していない場合があるため注意が必要です。
パートナーと共用する場合は、サイズ調整の幅が広いものを選びましょう。体格差が大きくても対応できる商品があります。無段階調整できるタイプは、細かくフィットさせられるのでおすすめです。
抱っこ紐の使い方を工夫しても、根本的な原因である産後の骨盤の歪みが改善されなければ、腰痛は繰り返します。産後の骨盤ケアは、抱っこ紐による腰痛を防ぐ上で欠かせません。
出産後の骨盤は、赤ちゃんが通るために大きく開いています。通常、産後3ヶ月から6ヶ月かけて徐々に元に戻っていきますが、この回復期間に適切なケアをしないと、歪んだまま固定されてしまいます。
骨盤が歪むと、周囲の筋肉や靭帯のバランスも崩れます。これが腰痛だけでなく、股関節の痛み、恥骨痛、尾骨痛などの原因にもなります。また、体型が戻りにくい、下半身太り、冷えやむくみなど、様々な不調につながります。
骨盤底筋群は、骨盤の底で内臓を支えている筋肉群です。出産によってこの筋肉が大きく伸ばされ、ダメージを受けています。骨盤底筋群が弱いと、骨盤が不安定になり、腰への負担が増えます。
骨盤底筋群を鍛えるエクササイズは、産後1ヶ月から始められます。仰向けに寝て、膣や肛門を締めるように意識して、5秒キープして緩めるという動作を繰り返します。最初は感覚がつかめないかもしれませんが、続けることで徐々に力が入るようになります。
自分でできるケアには限界があります。骨盤の歪みは自分では正確に把握できませんし、間違った方法で運動をすると、かえって悪化させてしまうこともあります。専門家による骨盤矯正を受けることで、歪みを正確に整え、再発を防ぐことができます。
産後2ヶ月から骨盤矯正を受けることができます。早めにケアを始めることで、歪みが固定化する前に改善でき、回復も早くなります。育児で忙しい毎日ですが、自分の体のケアも大切にしてください。
抱っこ紐を使う時だけでなく、日常生活全体で腰への負担を減らす工夫をすることが大切です。小さな積み重ねが、腰痛予防につながります。
授乳やおむつ替えの時は、前かがみにならないよう注意しましょう。授乳クッションを使って高さを調整したり、椅子に深く座って背もたれを使ったりすることで、腰への負担が減ります。おむつ替えは、立って行うのではなく、床やベッドなど低い位置で、膝をついて行う方が腰に優しいです。
家事をする時も、できるだけ腰を曲げない工夫をしましょう。掃除機は柄の長いものを使う、洗濯物を干す時はかごを高い位置に置くなど、ちょっとした工夫で腰への負担を減らせます。赤ちゃんが寝ている時は、自分も横になって休むことを優先してください。
当院では、抱っこ紐による腰痛の根本原因である産後の骨盤の歪みを整えることを重視しています。使い方の工夫や筋トレも大切ですが、歪んだ骨盤を正しい位置に戻すことが、最も効果的な改善方法です。
まず、骨盤や背骨の状態を詳しく検査します。どこがどのように歪んでいるのか、筋肉のバランスはどうか、姿勢のクセはあるかなど、多角的に分析します。産後の体はデリケートなので、無理のない範囲で、体に負担の少ない施術を行います。
また、抱っこ紐の正しい使い方や、日常生活での姿勢のアドバイスも行っています。骨盤底筋群のトレーニング方法や、自宅でできる簡単なストレッチもお伝えしますので、施術と合わせて実践していただくことで、より早い改善が期待できます。
抱っこ紐で腰が痛くなる原因は、産後の骨盤の歪み、腰ベルトの位置やサイズ調整の問題、反り腰の姿勢、筋力低下など、様々です。正しい使い方を知ることで、腰への負担を大きく軽減できます。
腰ベルトは骨盤の一番出っ張っている部分に巻き、地面と平行に締めます。肩ストラップもしっかり調整して、赤ちゃんを体に密着させることがポイントです。赤ちゃんの頭が鎖骨あたりにくる高さが理想的で、反り腰にならないよう姿勢を意識しましょう。
抱っこ紐を選ぶ時は、腰ベルトにクッション性があり、肩と腰の2点でしっかり支えられるタイプがおすすめです。ヒップシート付きも、腰への負担が少なく人気があります。ただし、どんなに良い抱っこ紐を使っても、根本的な原因である骨盤の歪みが残っていれば、腰痛は繰り返します。
産後の骨盤ケアは、抱っこ紐による腰痛を防ぐ上で非常に重要です。骨盤の歪みを整え、骨盤底筋群を強化することで、腰への負担が減り、抱っこが楽になります。一人で悩まず、ぜひ専門家に相談してください。快適に育児ができる体を、一緒に作っていきましょう。いつでもお気軽にご相談ください。