
院長:高木お気軽にご相談ください!
数日で治ると思っていためまいが、気づけばもう一週間も続いていませんか。最初は「疲れのせいだろう」「そのうち治るはず」と思っていたのに、一向に良くならず不安が募っているのではないでしょうか。めまいが一週間以上続くというのは、体からの重要なサインです。
当院にも「めまいが治らなくて」「もう10日も続いています」という方が多く来られます。一週間を超えるめまいには、それなりの原因があります。今回はめまいが長引く理由や、どのタイミングで病院を受診すべきか、何科に行けばいいのかについて詳しくお話ししていきますね。


一週間続くめまいは、もう様子を見る段階ではありません。原因を特定することが改善への第一歩です
めまいが一週間以上続く場合、いくつかの原因が考えられます。単なる疲れやストレスであれば、数日で自然に治まることがほとんどです。それが一週間を超えて続いているということは、耳や神経、または全身の問題が関係している可能性が高いのです。
めまいの原因の6割以上は内耳の問題だと言われています。内耳は体のバランスを感知する三半規管や前庭という器官があり、ここに炎症や障害が起こるとめまいが長引きます。また自律神経の乱れや血圧の問題、首や肩の緊張なども長期化の要因になります。
前庭神経炎は、一週間から二週間続く激しい回転性めまいを引き起こす病気です。ウイルス感染が原因と考えられていて、風邪を引いた7日から10日後に突然発症することが多いです。最初の数日は立つこともできないほど激しく、吐き気や嘔吐も強く出ます。
この病気の特徴は、めまいが非常に激しい一方で、耳鳴りや難聴は伴わないことです。数日経つと徐々に症状は軽くなりますが、ふらつきや不安定感は数ヶ月残ることもあります。入院が必要になるケースも少なくありません。
メニエール病は回転性めまいと耳鳴り、難聴を伴う病気で、繰り返し発作を起こすことが特徴です。一回のめまい発作は2時間から3時間程度ですが、数日間続く感覚があったり、短期間に何度も繰り返したりするため、結果として一週間以上めまいが続いていると感じることがあります。
内耳のリンパ液が増えすぎることが原因で、ストレスや気圧の変化、睡眠不足などが誘因になります。放置すると発作を繰り返すたびに聴力が低下していくため、早めの治療が大切です。
ふわふわと浮いているような浮動性のめまいが数週間から数ヶ月続く場合、自律神経の乱れが原因のことが多いです。40代から50代の働き盛り世代に多く見られ、ストレスや疲労の蓄積が背景にあります。
このタイプのめまいは、検査をしても耳や脳に異常が見つからないことが特徴です。しかし本人にとっては非常につらい症状で、日常生活に大きな支障をきたします。体全体のバランスを整えることが改善の鍵になります。
良性発作性頭位めまい症は通常、数日から2週間程度で自然に治ることが多いのですが、耳石が完全に元の位置に戻らない場合、めまいが長引くことがあります。特定の動作で短時間のめまいが繰り返し起こるため、全体として一週間以上続いている感覚になるのです。
一週間続くめまいの多くは耳や自律神経の問題ですが、中には脳の病気が隠れている場合もあります。ただし脳梗塞によるめまいは通常3日から4日で軽快するため、一週間以上続く場合は脳以外の原因である可能性が高いと言えます。
それでも以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。激しい頭痛を伴う、手足のしびれや麻痺がある、ろれつが回らない、物が二重に見える、意識がもうろうとするといった症状は、脳出血やくも膜下出血など緊急性の高い疾患の可能性があります。
また徐々に悪化している場合や、新たな症状が加わってきた場合も要注意です。めまいに加えて耳鳴りや難聴が出てきた、頭痛がひどくなってきた、といった変化がある時は、早めに受診することをおすすめします。
めまいで受診する際、多くの方が「耳鼻科か脳神経外科か」で迷われます。判断の目安をお伝えしますね。回転性のめまいがあり、耳鳴りや耳の詰まり感、難聴を伴う場合は耳鼻咽喉科が適切です。めまいの6割以上は内耳が原因ですから、まず耳鼻科で診てもらうのが基本になります。
一方で激しい頭痛や手足のしびれ、麻痺などの神経症状がある場合は、脳神経外科または脳神経内科を受診してください。MRI検査で脳の状態を詳しく調べることができます。ふわふわするめまいで自律神経症状も強い場合は、内科で総合的に診てもらうのも良いでしょう。
判断に迷う場合は、まずかかりつけの内科で相談し、適切な専門科を紹介してもらう方法もあります。一週間以上続くめまいは、もう受診を検討すべきタイミングです。
病院を受診する際は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。めまいが始まったのはいつか、どのようなめまいか(回転性かふわふわする感じか)、どんな時に起こるか、耳鳴りや難聴はあるか、他にどんな症状があるか、といった点です。
また服用している薬があれば必ず伝えてください。降圧剤や睡眠薬など、一部の薬はめまいの副作用が出ることがあります。最近の生活の変化やストレスの有無なども、診断の参考になります。
耳鼻咽喉科では、聴力検査や平衡機能検査、眼振検査などが行われます。眼振とは目の動きのことで、めまいがある時には特徴的な目の動きが現れます。これを観察することで、めまいの原因がどこにあるのかを推測できるのです。
脳神経外科ではCTやMRI検査で脳の状態を確認します。脳梗塞や脳腫瘍、脳出血などの有無をチェックします。内科では血液検査で貧血や甲状腺機能、血糖値などを調べ、全身状態を把握します。
医療機関で検査を受けて重大な病気ではないと診断された後も、めまいが続いて困っている方は多くいらっしゃいます。そのような場合、カイロプラクティックでのアプローチも効果的です。
首の上部にある頸椎1番2番は、自律神経と密接に関係しています。このバランスが崩れると、めまいだけでなく様々な自律神経症状が出やすくなります。カイロプラクティックの手技で首のバランスを整えることで、自律神経の働きも改善されやすくなります。
また首の筋肉が緊張していると、耳への血流が悪くなり、めまいが起こりやすくなります。デスクワークが多い方や、スマホを見る時間が長い方は、首の緊張が強いことが多いです。首の緊張を緩めることで、症状が軽減するケースも多く見られます。
長期間めまいが続いている方の多くは、自律神経のバランスが乱れています。交感神経が優位な状態が続き、リラックスできない体になっているのです。整体で体全体の緊張を緩め、副交感神経を働きやすい状態に導くことが重要です。
特に背中や腰の緊張を緩めることで、内臓の働きも良くなり、全身の循環が改善します。これが自律神経の安定につながり、めまいの軽減にもつながるのです。
めまいが続いている時は、生活習慣の見直しも大切です。規則正しい生活リズムを心がけ、睡眠時間を十分に確保してください。睡眠不足は自律神経を乱し、めまいを悪化させます。
水分摂取も重要で、1日に1.5リットルから2リットルを目安に水分を取りましょう。特にメニエール病の予防には水分摂取が効果的です。ただしカフェインやアルコールは控えめにしてください。これらは利尿作用があり、かえって脱水を招くことがあります。
適度な運動も効果的ですが、めまいがひどい時は無理をせず安静にしましょう。症状が落ち着いてきたら、ウォーキングなど軽い運動から始めてください。急な動作は避け、ゆっくりとした動きを心がけることも大切です。
一週間以上続くめまいは、もう様子を見る段階ではありません。放置していても自然に治ることは少なく、むしろ慢性化するリスクがあります。まずは医療機関で検査を受け、重大な病気がないかを確認することが最優先です。
検査で異常がなかった場合でも、症状が続いているなら体のバランスが崩れている可能性があります。当院では首や骨盤のバランスを詳しく検査し、めまいの根本原因にアプローチする施術を行っています。
一週間以上めまいが続いているということは、体が助けを求めているサインです。一人で我慢せず、専門家に相談してください。適切な対処をすることで、多くのめまいは改善できます。いつでもお気軽にご相談くださいね。

