【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

頭の形のゆがみが顔に影響する?知っておきたい関係性

本日の予約状況

赤ちゃんの後頭部が平らだったり左右で形が違うことに気づいて、よく見たら耳の位置もずれているような…そんな不安を感じていませんか?当院にも「頭の形がゆがんでいるせいで、顔まで左右非対称になってきた気がする」というご相談をいただくことがあります。

頭の形のゆがみと顔のバランスには実は密接な関係があります。単に見た目の問題だけでなく、将来的な生活への影響も考えられるため、早めに正しい知識を持っておくことが大切です。今日は頭の形がどのように顔に影響するのか、そしてどう対処すればいいのかについてお話しします。

院長:高木

頭の形と顔のバランスは想像以上につながっているんです

目次

頭の形のゆがみが顔に与える影響とは

赤ちゃんの頭蓋骨はいくつもの骨が組み合わさってできており、生後しばらくは柔らかく変形しやすい状態です。この時期に頭の形がゆがむと、顔を構成する骨の配置にも影響が出てきます。頭の骨全体がひとつのユニットとして機能しているため、後頭部のゆがみが前面の顔の骨格にまで波及するのです。

具体的には、頭が平行四辺形のようにゆがむと、それに伴って顔面の骨も左右非対称になっていきます。特に斜頭症と呼ばれる状態では、後頭部の片側が平らになり、反対側が突き出す形になりますの変形は顔全体のバランスに影響を及ぼし、見た目にも明らかな左右差が生じることがあります。

具体的にどんな顔のゆがみが起こるのか

頭の形のゆがみによって起こる顔への影響は、いくつかのパターンがあります。最も分かりやすいのは耳の位置のずれです。後頭部が片側だけ平らになると、その側の耳が前方に押し出されたような位置になり、左右で耳の位置が前後にずれて見えます。メガネをかけた時に片方だけずり落ちやすいといった実害が出てくることがあります。

また、おでこや頬の出っ張り方にも左右差が生じます。片側のおでこが平らで反対側が丸く突き出ていたり、頬骨の位置が左右で違ったりするケースも見られます。目の大きさや位置にも微妙な違いが出ることがあり、写真を撮った時に顔の非対称性が気になるという方もいらっしゃいます。

なぜ頭の形がゆがんでしまうのか

頭の形がゆがむ原因はいくつかありますが、最も多いのは向き癖と寝る姿勢の影響です。赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝ていると、その部分に圧力がかかり続けて頭蓋骨が変形してしまいます。生後数か月間は1日の大半を寝て過ごすため、寝姿勢の影響は想像以上に大きいのです。

出産時の状況も関係しています。長時間の陣痛や狭い産道を通る過程で頭に圧力がかかったり、吸引分娩や鉗子分娩で器具を使った場合は特に影響が残りやすくなります。また、双子や三つ子など多胎児の場合は、子宮内でのスペースが限られていたために頭の形に影響が出ることもあります。

身体の緊張も関係している

見落とされがちなのが、身体全体の緊張と頭の形の関係です。首や肩の筋肉が緊張していると、赤ちゃんは首を自由に動かすことができず、結果として同じ方向ばかり向いてしまいます。身体のバランスを整えて筋肉の緊張をほぐすことで、向き癖が改善され、頭の形のゆがみも防げるケースもあります。

放っておくとどうなるのか

「そのうち髪の毛で隠れるから」「成長すれば目立たなくなるから」と考えて放置してしまうケースがありますが、実際にはそう簡単ではありません。確かに軽度のゆがみであれば成長とともに目立ちにくくなることもありますが、中等度以上のゆがみは成人になっても残ることが多いのが現実です。

顔の左右非対称が残った場合、見た目のコンプレックスにつながることがあります。思春期以降、お子さん自身が鏡を見て「顔がゆがんでいる」と気づき、悩みを抱えてしまうケースもあります。また、メガネやマスク、帽子がしっくりこない、ヘルメットが合わないといった日常生活での不便さも出てきます。

歯並びや噛み合わせへの影響も

頭の骨のゆがみは、将来的な歯並びや噛み合わせにも影響する可能性があります。顎の骨の位置や成長のバランスが崩れることで、歯が正しい位置に生えてこなかったり、上下の噛み合わせがずれたりすることがあるのです。その結果、歯列矯正が必要になるケースもあります。

いつまでに対処すべきなのか

頭の形を整えるには、できるだけ早い時期の対処が効果的です。赤ちゃんの頭蓋骨は生後6か月頃までが最も柔らかく、この時期であれば比較的スムーズに形を整えることができます。生後3〜4か月頃にゆがみのピークを迎えるため、この時期に気づいて対処を始めることが理想的です。

ただし、6か月を過ぎたからといって諦める必要はありません。1歳頃までであれば頭蓋骨にはまだ柔軟性が残っていますし、それ以降も身体全体のバランスを整えることで改善できる部分はあります。大切なのは、気づいた時点で早めに専門家に相談することです。

家庭でできる予防と対処法

すでにゆがみが出始めている場合でも、日常生活での工夫によって進行を防いだり改善したりすることができます。まず基本となるのは、寝かせる向きを意識的に変えることです。授乳の後や寝かしつけの際に、いつもと反対側を向かせるように習慣づけましょう。ベッドメリーの位置を変えたり、部屋の明るい方向を変えたりすることで、赤ちゃんが自然と違う方向を向くように促すこともできます。

起きている時間にうつぶせで過ごすタミータイムも効果的です。後頭部への圧力を減らすだけでなく、首や背中の筋肉を鍛えることで、赤ちゃんが自分で頭の位置を変えられるようになります。

安全のため、タミータイムを行うときは必ず保護者の方が目を離さないようにしてください。隣の部屋に物を取りに行くなどの短時間でも仰向けに戻してあげ、危険のないようにしましょう。

抱っこの仕方も見直してみて

抱っこの仕方も頭の形に影響します。いつも同じ腕で抱っこしていると、赤ちゃんの頭がいつも同じ方向に傾くことになります。右腕で抱いたら次は左腕、と意識的に交互にすることで、頭への圧力を分散できます。授乳の際も左右均等に行うように心がけましょう。

専門的なケアという選択肢

家庭でのケアに加えて、専門的なアプローチを受けることも大切な選択肢です。当院では、赤ちゃんの頭の形だけでなく、身体全体のバランスを丁寧に検査します。首や肩、背中の筋肉の緊張をほぐし、身体の左右差を整えることで、自然と向き癖が改善され、頭の形も整いやすくなります。

整体というと大人が受けるものというイメージがあるかもしれませんが、当院のベビー整体は非常に優しいタッチで行います。自分のまぶたを触っても不快にならないくらいの圧で行うソフトな施術ですので、安心してお任せください。出産時の負担が身体に残っている場合も、それを取り除くことで全身のバランスが整い、頭の形の改善にもつながります。

将来のために今できること

頭の形と顔のバランスの問題は、早めに気づいて対処することで多くの場合改善が可能です。「様子を見ましょう」と言われても、実際にゆがみが進行しているなら、何らかの対処をした方がお子さんの将来のためになります。見た目のコンプレックスや日常生活の不便さを避けるためにも、気になった時点で専門家に相談することをおすすめします。

もし頭の形のゆがみや顔の左右差が気になっているなら、一人で悩まずにいつでもご相談ください。お子さんの月齢や状態に合わせた最適なアプローチをご提案いたします。お子さんが将来、自分の顔や頭の形で悩むことがないよう、今できることを一緒に考えていきましょう。どんな小さな心配でも構いませんので、お気軽にお声がけくださいね。


院長:高木

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-3-22
電話番号
0467-24-0178
定休日
月曜日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次