
院長:高木お気軽にご相談ください!
湘南カイロ鎌倉整体院の高木光洋です。腰の右側だけ、または左側だけが痛むという経験はありませんか。両側ではなく明らかに片方だけに痛みがあると、何か普通の腰痛とは違う原因があるのではないかと不安になりますよね。
実は当院にも「片側だけ痛いのはおかしいですよね」と心配されて来院される方が多くいらっしゃいます。中には内臓の病気ではないかと不安を抱えている方も少なくありません。確かに片側だけに症状が出る場合、そこには特定の原因やメカニズムが隠れているのです。


片側だけの腰痛には、筋骨格系の問題と内臓疾患の両方の可能性があります。症状の特徴を知ることで適切な判断ができるようになります
今日は長年多くの患者さんを診てきた経験から、片側だけに腰痛が出る原因、右側と左側の違い、そして内臓疾患との見分け方について詳しくお伝えしていきます。
腰痛というと腰全体が痛むイメージがあるかもしれませんが、実際には片側だけに痛みが出るケースは珍しくありません。むしろ明確に片側だけが痛いという場合は、痛みの原因を特定しやすいという側面もあるのです。片側だけに症状が出る理由として、筋肉や関節の問題、神経の圧迫、生活習慣の癖による負担の偏り、そして内臓からの関連痛などが考えられます。
人間の身体は左右対称のように見えて、実は微妙なバランスの上に成り立っています。利き手や利き足があるように、無意識のうちに片側に負担をかけやすい動作を繰り返していることが多いのです。例えば立っている時にいつも同じ足に重心をかける、座る時に必ず同じ側で足を組む、荷物をいつも同じ肩にかけるといった日常の何気ない癖が、長年積み重なることで片側の筋肉や関節に過度な負担をかけてしまいます。
また仕事での動作パターンも大きく影響します。デスクワークでパソコンの画面が身体の中心から右側や左側にずれている、レジ業務でいつも同じ方向に身体をひねる、介護や看護の仕事で片側ばかりに力を入れるといった偏った動作が、片側の腰痛を引き起こす原因となるのです。
片側だけに腰痛が出る最も多い原因が、筋肉や関節の問題です。腰の筋肉は左右にありますが、片側の筋肉だけが緊張したり損傷したりすることで、その側だけに痛みが現れます。特に多いのが腰方形筋や多裂筋といった深層の筋肉の緊張です。これらの筋肉は姿勢を保つために常に働いており、左右のバランスが崩れると片側だけが過度に緊張してしまうのです。


また骨盤の歪みも片側の腰痛の大きな原因となります。骨盤が左右どちらかに傾いたり、回転したりすることで、片側の仙腸関節(仙骨と腸骨のつなぎ目)に負担が集中します。仙腸関節は骨盤と背骨をつなぐ重要な関節で、ここに炎症が起こると腰からお尻にかけての片側に鋭い痛みが出るのです。立ち上がる時や歩き始めに特に痛みを感じることが特徴的です。
椎間板ヘルニアも片側だけに症状が出る代表的な疾患です。背骨のクッションの役割をしている椎間板が飛び出して神経を圧迫すると、その神経が通っている側だけに痛みやしびれが現れます。多くの場合、腰だけでなくお尻から太もも、ふくらはぎ、足先まで片側に症状が広がっていくのが特徴です。
ヘルニアによる痛みは、前かがみの姿勢や座っている時に悪化しやすく、咳やくしゃみで痛みが増すこともあります。足に力が入らない、足先が上がらないといった運動麻痺を伴う場合は早急な受診が必要です。神経の圧迫が長く続くと、圧迫を解除した後も症状が残ってしまう可能性があるからです。
背骨の関節である椎間関節に問題が生じても、片側の腰痛が起こります。特に腰を反らす動作や回旋する動作で痛みが強くなるのが特徴です。朝起きた時に痛みが強く、動いているうちに楽になってくることが多いです。椎間関節性の腰痛は、長時間同じ姿勢を続けた後や、急な動作をした時に発症しやすい傾向があります。
片側の腰痛を考える上で重要なのが、右側と左側では関連する内臓が異なるという点です。筋骨格系の問題であれば左右どちらにも起こりえますが、内臓からの関連痛の場合は、その臓器の位置によって痛みが出る側が決まってきます。
右側の腰痛で注意が必要なのは、肝臓や胆嚢の疾患です。肝臓は右上腹部にある大きな臓器で、肝炎や脂肪肝などで腫れると右側の腰に鈍い痛みが出ることがあります。また胆石による胆嚢炎では、右上腹部から右側の背中や腰にかけて強い痛みが生じます。特に脂っこい食事の後に痛みが出る場合は、胆嚢の問題を疑う必要があります。
左側の腰痛で注意すべきは、膵臓や胃、脾臓の疾患です。膵炎では左上腹部から左側の背中や腰にかけて激しい痛みが出ることがあります。また胃潰瘍や十二指腸潰瘍でも、背中から腰にかけての痛みを感じることがあるのです。女性の場合は、卵巣嚢腫や子宮内膜症などの婦人科疾患が腰痛の原因となることもあります。
左右どちらにも起こりうる内臓疾患として最も重要なのが腎臓の病気です。腎臓は左右に一つずつあり、腎結石や腎盂腎炎などの疾患では、問題のある側の腰に激しい痛みが出ます。特徴的なのは、背中の肋骨の下あたりで通常の腰痛よりもやや上の方に痛みが出ることです。
腎結石による痛みは非常に激しく、じっとしていられないほどの痛みが波のように押し寄せてきます。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、血尿が出る場合もあります。腎盂腎炎では発熱や悪寒、頻尿といった症状も一緒に現れることが多いです。このような症状がある場合は、すぐに泌尿器科または内科を受診する必要があります。
片側の腰痛があった時、最も気になるのが「これは筋肉の問題なのか、それとも内臓の病気なのか」という点だと思います。完全に自己判断するのは危険ですが、いくつかの見分けるポイントがあります。
まず動作との関連性を確認してください。前かがみや腰を反らす、ひねるといった特定の動作で痛みが増す場合は、筋骨格系の問題である可能性が高いです。逆にどんな姿勢をとっても痛みが変わらない、安静にしていても痛いという場合は、内臓疾患を疑う必要があります。
次に痛みの性質です。筋骨格系の痛みは、鋭い痛み、ズキズキする痛み、動かすと響くような痛みが多いのに対し、内臓からの痛みは鈍い重苦しい痛み、持続的な痛みであることが多いです。ただしこれは絶対的な基準ではなく、腎結石のように内臓疾患でも激痛を伴う場合もあります。
以下のような症状を伴う片側の腰痛の場合は、内臓疾患の可能性があるため早めに医療機関を受診してください。発熱がある、体重が急激に減少している、夜間に痛みで目が覚める、血尿や頻尿がある、食欲不振や吐き気が続いている、腹部が張っている、便通の異常があるといった症状です。
また原因不明の片側の腰痛が2週間以上続いている場合も、一度しっかりと検査を受けることをおすすめします。筋骨格系の問題であっても、放置することで慢性化してしまう可能性があるからです。
筋骨格系の問題による片側の腰痛の場合、日常生活の癖を見直すことが改善の第一歩となります。まず自分がどのような癖を持っているか意識的に確認してみてください。立っている時の重心の位置、座る時の姿勢、荷物の持ち方、仕事中の身体の向きなどです。
例えば立っている時に片足重心になっている癖があるなら、意識的に両足に均等に体重をかけるようにします。座る時に足を組む癖があるなら、組む側を時々変えるか、できれば足を組まないようにします。荷物をいつも同じ肩にかけているなら、左右交互にかけるようにしてください。
またストレッチも効果的です。片側の筋肉が緊張している場合、その筋肉を中心にストレッチを行うことで痛みが軽減することがあります。ただし急性期の強い痛みがある時は、無理にストレッチをすると悪化する可能性があるので注意が必要です。
当院では、片側の腰痛に対して姿勢分析を行い、なぜ片側に負担が集中しているのかを詳しく調べます。骨盤の歪み、背骨の側弯、左右の筋肉のバランスなどを総合的に評価し、根本原因にアプローチする施術を行います。
カイロプラクティックの施術によって骨格のバランスを整え、緊張した筋肉をほぐし、弱くなった筋肉を活性化させることで、左右のバランスを取り戻していきます。また日常生活での動作指導も行い、再発を防ぐためのサポートもさせていただきます。
ただし繰り返しになりますが、内臓疾患の可能性がある症状の場合は、まず医療機関での検査を優先してください。内臓に問題がないことが確認された上で、筋骨格系の問題に対するケアとして当院の施術を受けていただくことをおすすめします。
片側だけの腰痛は、その原因を正しく見極めることが何より大切です。筋骨格系の問題であれば適切な治療と生活習慣の改善で十分に改善できますし、内臓疾患であれば早期発見・早期治療が重要になります。一人で不安を抱え込まず、気になる症状があればいつでもお気軽にご相談ください。あなたの腰痛の原因をしっかりと見極め、最適な対処法をアドバイスさせていただきます

