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夕方になると頭が重い、後頭部が締めつけられる、仕事の後にこめかみが痛む。そのような頭痛を繰り返していませんか。
頭痛でよくある原因には、首肩の緊張、長時間の同じ姿勢、目の疲れ、睡眠不足、ストレス、食事や水分の不足などが関係することがあります。
頭痛は痛み方や起こるタイミングによって、背景が異なります。いつもの頭痛だからと我慢していると、仕事や家事、休日の予定まで痛みに振り回されることがあります。
今回は、頭痛で多くみられる原因と、日常生活で見直したいことについて分かりやすくお伝えします。




頭痛は痛む場所だけでなく、首肩の緊張や生活リズムまで確認することが大切です
頭痛には、頭痛そのものが主な問題となるものと、別の病気が背景にあって起こるものがあります。日常で多くみられるのは、緊張型頭痛や片頭痛などです。
緊張型頭痛では、頭全体や後頭部、こめかみが締めつけられるように重く感じやすくなります。片頭痛では、頭の片側または両側がズキズキと脈打つように痛み、吐き気や光、音への敏感さを伴うことがあります。
同じ人でも、毎回同じ種類の頭痛が起こるとは限りません。仕事で首肩が固まった日は締めつけるような痛みが出て、生理前や気圧が変わる時にはズキズキする痛みが出るという方もいます。
痛みの種類を自分だけで決めつける必要はありませんが、痛む場所、痛み方、起こる時間、伴う症状を記録すると、自分の傾向をつかみやすくなります。
頭に鉢巻きを巻かれたように重い、後頭部から首にかけて張る、夕方になると頭がぼんやりする。このような頭痛では、首や肩、後頭部の筋肉の緊張が関係していることがあります。
デスクワーク、スマートフォン、運転、細かい手作業などで同じ姿勢が長く続くと、首肩は頭を支え続けます。肩がすくみ、背中が丸まり、呼吸が浅くなると、筋肉はさらに固まりやすくなります。
こめかみのあたりがズキズキする、動くと痛みが強くなる、吐き気がある、光や音がつらい場合は、片頭痛のような特徴がみられることがあります。
睡眠不足や寝過ぎ、空腹、脱水、気圧の変化、ストレスから解放された時、月経周期などが、頭痛を感じるきっかけになる方もいます。
痛む時に無理をして動き続けるより、静かで暗めの場所で休み、水分を少しずつ取る方が楽に感じる場合があります。
頭痛は、忙しい毎日の中で少しずつたまる負担と関係することがあります。特別な原因が見当たらなくても、姿勢、目の使い方、睡眠、食事、水分、精神的な緊張が重なることで、頭痛が起こりやすくなる場合があります。
すべてを一度に変える必要はありません。頭痛が出た日の前後を振り返り、自分にとって負担が増えやすい場面を一つずつ見つけることが大切です。
仕事や家事を頑張れる方ほど、体が疲れていることに気づきにくいものです。頭痛を我慢して予定を続ける前に、体が休息を必要としていないか確認してみてください。
パソコンやスマートフォンを見る時、顔が画面へ近づき、頭が前へ出る姿勢になりやすくなります。頭を支える首と肩には負担がかかり、首の付け根や後頭部の筋肉が緊張しやすくなります。
特にノートパソコンを低い位置で使う、スマートフォンを胸元より低い位置で見続ける、テレビを見ながら横向きでスマートフォンを操作するといった習慣は、首肩に負担をためやすくなります。
首を前へ出した姿勢を長く続けないことが、首肩の緊張による頭痛を減らすための基本です。
画面を見続けていると、まばたきが減り、目の周りや額にも力が入りやすくなります。小さな文字を見続ける、明るすぎる画面を見る、暗い部屋でスマートフォンを使うことも、目の疲れにつながります。
目の疲れがある時は、頭痛だけでなく、目の奥の痛み、かすみ、肩こり、集中しにくさが出ることがあります。画面との距離を取り、文字の大きさや明るさを調整してみてください。
睡眠時間が短い日が続く、休日に寝過ぎる、就寝前まで仕事や動画を見ていると、頭痛が起こりやすくなることがあります。眠りが浅いと、首肩の緊張も抜けにくくなります。
毎日同じ生活を送ることは難しくても、起きる時間を大きくずらしすぎない、眠る直前の画面を見る時間を少し短くするなど、できることから整えてみましょう。
忙しいと、飲み物を取ることや食事の時間を後回しにしがちです。水分不足や空腹が頭痛のきっかけになることもあります。
コーヒーだけで過ごす、昼食を抜いて夕方まで仕事をするなどの習慣がある方は、意識して水分を取り、食事の間隔が空きすぎないようにしてみてください。
| 頭痛が起こりやすい場面 | 見直したいポイント |
|---|---|
| 夕方に頭が重くなる | 首肩の姿勢、画面を見る時間、昼の休憩を確認する |
| 雨の日や気圧の変化でズキズキする | 睡眠、水分、食事の間隔、無理な予定を詰め込みすぎていないか確認する |
| 仕事中にこめかみが痛む | 目の疲れ、歯の噛みしめ、肩の力みを確認する |
| 朝から頭が重い | 枕の高さ、眠る前の画面、睡眠時間を見直す |
| 休日に頭痛が出やすい | 寝過ぎ、食事時間の変化、平日との生活リズムの差を確認する |
頭痛がある時は、痛みを我慢して普段通りに動き続けるよりも、その時の痛み方に合わせて過ごすことが大切です。締めつけるような頭痛と、ズキズキする頭痛では、楽に感じる環境が異なる場合があります。
自己流で強く首を揉んだり、痛みを我慢してストレッチをしたりする必要はありません。まずは体を緊張から離し、痛みを増やす刺激を減らすことを考えましょう。
後頭部や首肩が重く、締めつけられるように痛む時は、長時間同じ姿勢を続けないようにしてください。画面から目を離し、肩を上げ下げしたり、背中を伸ばしたりして、体をゆっくり動かします。
首を勢いよく回す必要はありません。痛みが出ない範囲で姿勢を変え、温かいタオルなどで首肩を温めて楽に感じる場合は、短時間試してみてもよいでしょう。
ズキズキと脈打つように痛み、光や音がつらい時は、明るい画面や大きな音を避け、静かな場所で休むことがおすすめです。
人によっては、こめかみや首の後ろを軽く冷やすと楽に感じることがあります。水分を少しずつ取り、空腹が続いている場合は消化しやすいものを少量取ることも考えてみてください。
頭痛が出た日には、痛みの場所、強さ、時間帯、食事、睡眠、天気、月経周期、飲んだ薬などを簡単に記録してみてください。
数回分を見返すと、頭痛が出やすい条件が分かることがあります。仕事の忙しさ、睡眠不足、長時間の画面作業など、自分では気づかなかった共通点が見つかることもあります。
頭痛の多くは緊張型頭痛や片頭痛などですが、いつもの頭痛とは違う経過がある場合は注意が必要です。急な変化や、頭痛以外の症状がある時は、頭痛だけの問題と決めつけないことが大切です。
不安をあおるためではなく、安心して日常のケアに取り組むために、早めの確認が必要な症状を知っておきましょう。
突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、ろれつの回りにくさ、意識の異常を伴う時は、救急の対応が必要です。
頭痛を繰り返す時は、頭だけを見て終わりにせず、首、肩、背中、肩甲骨、骨盤まで含めた体のバランスを確認することが大切です。頭を支える首だけに負担が集まっていると、首肩の緊張が抜けにくくなります。
背中が丸まり、肩甲骨が動きにくくなり、首が前へ出る姿勢が続くと、頭の重さを首と肩だけで支えやすくなります。パソコン作業やスマートフォンの時間が長い方は、作業環境と休憩の取り方を見直しましょう。
当院では、頭痛が気になる方に対して、首肩の緊張だけでなく、背中、肩甲骨、骨盤、姿勢、呼吸のしやすさ、日常生活での負担を確認しています。
頭痛が起こる背景まで丁寧に見直すことが、仕事や家事、休日の時間を痛みに振り回されずに過ごすための土台になります。
頭痛があることを当たり前にすると、仕事や家事を何とかこなしていても、体には負担がたまり続けます。痛み止めだけで乗り切る前に、首肩の緊張、姿勢、目の使い方、睡眠、水分、食事の間隔を振り返ってみてください。
すべてを一度に変える必要はありません。画面から目を離す時間を作る、水分を取る、首肩を固めない姿勢を意識するなど、小さな工夫を続けることが大切です。
頭痛だけでなく、首肩こり、目の疲れ、背中の張り、姿勢の崩れが重なっている方は、体全体を整える視点が役立ちます。一人で悩まず、いつでもご相談ください。

