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夏なのに手足が冷たい、冷房の効いた部屋にいると余計に体が縮こまる、そんな悩みを抱えている方はいませんか。実は冷え性と桃には、東洋医学の考え方で見ると少し面白いつながりがあります。一般的に夏の果物は体を冷やすイメージがありますが、桃はその中でも少し性質の違う存在だと言われています。
「果物なのに体を温めるなんて本当なの」そんな疑問を持っている方に向けて、今日は冷え性との関わりを中心に、桃との付き合い方をお話ししていきます。

夏の果物がすべて体を冷やすと思い込んでいる方は多いのですが、桃はそのイメージを少し変えてくれる存在です
東洋医学では、食べ物には体を温めやすいもの、冷やしやすいもの、中間くらいのものがあると考えます。細かい名前を覚える必要はありませんが、ざっくりと「温めるタイプか、冷やすタイプか」をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
夏に旬を迎える果物の多くは、火照った体の熱を冷ます役割を持つとされますが、桃は例外的に体をほぐして温めるような性質があると考えられています。そのため、冷房で体が冷えやすい方にとっては、他の夏の果物よりも取り入れやすい存在と言えるのです
こうした性質があるからこそ、桃は昔から夏の時期に体調を整える果物として重宝されてきました。
「冷え性」という言葉は日常的によく使われますが、その背景にある体の状態を整理してみましょう。
冷え性は、血液や体液の巡りが滞り、手足の先まで温かさが届きにくくなっている状態と考えられています。長時間の冷房環境や、運動不足、ストレスなどが重なることで、この巡りがさらに悪くなりやすくなります。体を温める性質を持つ食材を取り入れることは、この滞った巡りを内側から後押しする一つの工夫になります。
夏場は屋外の暑さと室内の冷房との温度差が大きく、体温調節の機能に負担がかかりやすい時期です。汗をかいて体が冷えやすくなっている状態のまま冷房の効いた室内に長時間いると、血流が滞り、冷え性の症状が悪化しやすくなります。桃のように体を冷やし過ぎない果物を選ぶことは、こうした季節特有の冷えに対する一つの対処法になります。
桃には体を温めるだけでなく、いくつかの働きがあるとされています。ここで代表的なものをご紹介します。
これらの働きが組み合わさることで、冷えだけでなく、乾燥や巡りの悪さからくる不調にも寄り添ってくれる食材だと考えられます。
桃にはカリウムが豊富に含まれており、体内の余分な水分バランスを整える働きが期待できます。血の巡りを促す働きと合わせて考えると、冷えからくるむくみや生理痛の緩和にもつながりやすいとされています。もちろん食材だけで全てが解決するわけではありませんが、体を内側から整える手助けとして取り入れる価値は十分にあります。
温めやすい性質を持つ食材だからこそ、体質によっては摂り方に注意が必要な場合もあります。
| 体質のタイプ | 桃との付き合い方 |
|---|---|
| 冷えを感じやすい体質 | 意識して取り入れてみる価値がある |
| のぼせやほてりを感じやすい体質 | 食べ過ぎると熱がこもりやすくなる場合がある |
| 胃腸の働きが弱い体質 | 量を控えめにして体調と相談しながら摂る |
自分の体質に合わせて量を調整しながら取り入れることが、無理なく続けるためのポイントです。
食べ物で体を内側から整えることはとても意味のあることですが、冷え性は日々の姿勢や体の使い方とも深く関わっています。
長時間座りっぱなしの姿勢や、体の緊張が続くことも血流を滞らせ、冷えを悪化させる要因になります。桃のように冷えすぎを避けやすい果物を選びながら、同時に体の緊張を緩めて血流を促していくことが、冷え性を和らげるための両輪になると私は考えています。
夏の果物の中で体を冷やし過ぎにくい性質を持つ桃は、冷え性に寄り添ってくれる心強い存在です。体質に合わせて上手に取り入れながら、食事と体のケアの両方から冷えに向き合ってみてください。食事だけでは改善しきれない冷えや巡りの悪さが続く場合は、一人で悩まず、いつでもご相談ください。

