
院長:高木お気軽にご相談ください!


今日は、特定の動作だけ腰に痛みが出るという方に向けてお話しします。
「振り向いた瞬間にズキッとした」「掃除機をかけていたら急に腰が痛くなった」そんな経験はありませんか。
立っている時や座っている時は平気なのに、体をひねる動作だけで腰痛が出るという方は意外と多くいらっしゃいます。
今回は、なぜねじる動作だけ痛みが出るのか、その仕組みと自宅でできる安全なストレッチ、そして注意しておきたいポイントまで丁寧にお伝えしていきます。




「ひねると痛いけど反ったり曲げたりは平気」というご相談は本当に多いです。動作別に原因を考えることが大切です
腰痛には反る動作で痛む、前に曲げると痛む、ねじると痛むなど、いくつかのタイプがあります。ここでは、なぜねじる動作特有の痛みが起こるのか、その仕組みを整理していきます。
体をねじる動作は、腰椎や骨盤の周りにある回旋を支える筋肉が中心となって行われます。この筋肉に日常的な負担が蓄積していると、ねじる瞬間だけ強い痛みとして現れやすくなるのです。反る動作や曲げる動作を支える筋肉とは異なるため、これらの動作では痛みが出ないという特徴があります。
本来、体をねじる動きは胸椎や股関節も一緒に使いながら行うものです。しかし、これらの部分の動きが硬くなっていると、その分の負担が腰の一部分に集中してしまい、痛みにつながりやすくなります。
痛みが出る方向を直接伸ばすのではなく、負担を分担してくれる部位を柔らかくすることが安全な近道です。ここでは、自宅で無理なく行える3つのストレッチをご紹介します。
仰向けに寝て両膝を立て、両手を横に大きく開きます。膝を揃えたまま、ゆっくりと右側に倒し、目線は反対の左手の方向に向けます。腰ではなく背中の上のあたりがねじれる感覚を意識しながら、20秒ほどキープして反対側も行うことがポイントです。痛みを感じる場合は無理に倒さず、心地よい範囲で止めてください。
四つ這いの姿勢になり、片方の膝を横に開いて足の裏を床につけます。そのまま上半身をゆっくり前に倒し、股関節の外側が伸びる感覚を確認しながら20秒ほど保ちます。
股関節が柔らかくなることで、腰だけでねじる動きをカバーしなくて済むようになります。
椅子に座り、片方の足首を反対の膝の上に乗せます。背筋を伸ばしたまま上半身をゆっくり前に倒し、お尻の外側が伸びる感覚を感じながら20秒キープします。お尻の筋肉が硬いと骨盤の動きが制限され、その分ねじる動作の負担が腰に集中しやすくなるため、この部分を緩めることも大切なポイントです。
ストレッチは正しく行えば痛みの軽減につながりますが、やり方を間違えると逆に症状を悪化させてしまうこともあります。ここでは、実践する際に気をつけたいポイントを整理します。
ご紹介したストレッチは、痛みが出る腰そのものではなく、胸椎や股関節、お尻など周辺の柔軟性を高めるものです。腰をねじる方向へ無理に伸ばすストレッチは、負担のかかっている部分をさらに引き伸ばしてしまい、悪化につながる可能性があるため避けてください。
ストレッチ中や後に痛みが強くなる場合は、すぐに中止してください。しびれを伴う場合や、数日続けても変化が見られない場合には、自己判断で続けるのではなく専門機関で確認してもらうことをおすすめします。
当院では、腰だけでなく骨盤や股関節、胸椎の動きまで全体を確認しながら、痛みの根本的な原因を探っていく施術を行っています。ご自身のストレッチと合わせて、専門的な視点から体の状態を見てもらうことも安心につながります。
体をねじる動作だけで腰に痛みが出る場合、その多くは回旋を支える筋肉や胸椎、股関節の硬さが関係しています。痛みの出る方向を安易に伸ばすのではなく、周辺の部位を丁寧にストレッチしていくことが、安全で効果的な改善への近道です。
「ストレッチをしても変化がない」「悪化させたくないから専門家に見てもらいたい」と迷ったときは、一人で悩まずご相談ください。体全体の動きを確認しながら、一緒に原因を探っていきたいと思っています。

