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転んでも手をつかない赤ちゃんの発達

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歩き始めたお子さんが転んだ時に、手をつかずに顔から倒れてしまうことはありませんか。おでこにたんこぶができたり、鼻を打ったりして心配になりますよね。実は最近、転倒時に手が出ない子が増えていると言われています。

今回は、赤ちゃんが転ぶ時に手が出ない理由と、その改善方法について詳しくお話しします。発達の過程で大切なポイントや、ご家庭でできる対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

院長:高木

早めに気づいて対策することで、大きなケガを防げます

目次

転倒時に手が出ないのはなぜか

転びそうになった時、反射的に手を前に出して体を支えるのは、パラシュート反射と呼ばれる防衛反応です。この反射は生後8ヶ月から10ヶ月頃に発達し、一生涯使い続ける大切な機能です。ところが、この反射がうまく働かない子が増えています。

パラシュート反射が十分に発達していないと、転びそうになっても手を前に出すことができません。その結果、顔や頭から地面に倒れてしまいます。鼻を打ったり、前歯を折ったり、顔に傷ができたりと、ケガのリスクも高くなってしまいます。

この反射の発達には、赤ちゃん時代の体の使い方が深く関わっています。特に重要なのが、ハイハイの経験です。ハイハイをしている間に、手で体重を支える感覚や、バランスを取る能力が育まれます。ハイハイ期間が短かったり、ほとんどせずに歩き始めたりすると、この大切な発達が不十分になる可能性があります。

ハイハイが重要な理由

ハイハイは単なる移動手段ではありません。赤ちゃんの体と脳の発達にとって、とても重要な役割を果たしています。ハイハイを通じて育つ能力が、転倒時に手を出す動作にも直結しているのです。

手で体を支える経験

ハイハイをする時、赤ちゃんは自分の体重を両手と両膝で支えています。この経験を繰り返すことで、手のひらで体を支える感覚が身につきます。転びそうになった時に反射的に手を出せるのは、この経験があるからです。

ところが、ハイハイをあまりせずに歩行器を使ったり、早く歩き始めたりすると、手で体を支える経験が不足してしまいます。すると、いざという時に手を前に出す動作が出てこないのです。

体幹の筋力が育つ

ハイハイは全身運動です。腕、肩、背中、お腹、腰、お尻、脚と、体中の筋肉を使います。特に体幹と呼ばれる胴体部分の筋力がしっかり育ちます。体幹が安定していないと、バランスを崩した時に立て直すことができません

左右の協調性が発達する

ハイハイでは、右手と左足、左手と右足というように、体の左右を交互に動かします。この動きは脳の左右をつなぐ神経回路を発達させます。体の協調性が育つことで、とっさの反応もスムーズになります。

原始反射の統合も関係している

転倒時に手が出ない原因として、原始反射の統合不全も考えられます。原始反射とは、赤ちゃんが生まれながらに持っている反射のことで、成長とともに自然と消えていくものです。ところが、何らかの理由で統合されずに残ってしまうことがあります。

特に関係が深いのが、対称性緊張性頸反射(STNR)です。これは、頭を上げると腕が伸びて脚が曲がり、頭を下げると腕が曲がって脚が伸びるという反射です。この反射が残っていると、転びそうになって頭が下がった時に、腕が曲がってしまい手を前に出せません。

原始反射の統合は、ハイハイなどの発達段階を十分に経験することで促されます。やはり、ハイハイをしっかりすることが大切だとわかります。

ご家庭でできる改善方法

転倒時に手が出ない状態は、適切な遊びや運動を取り入れることで改善できます。特別な道具は必要なく、日常の中で楽しみながら取り組めるものばかりです。

ハイハイ遊びを取り入れる

すでに歩いているお子さんでも、遊びの中でハイハイをさせることが効果的です。トンネルをくぐる、おもちゃを追いかける、競争するなど、楽しみながらハイハイができる環境を作りましょう。1日5分でも続けることで、体の使い方が変わってきます。

動物歩きで遊ぶ

クマ歩き、ワニ歩き、カエル跳びなど、動物の真似をした動きも効果的です。これらの動きは、手で体重を支える感覚を養いながら、体幹の筋力も鍛えられます。親子で一緒に楽しめるので、遊びの一つとして取り入れてみてください。

うつ伏せ遊びを増やす

うつ伏せの姿勢で遊ぶことも大切です。絵本を見る、おもちゃで遊ぶといった活動をうつ伏せでやってみましょう。この姿勢では、自然と腕で体を支えることになり、肩や腕の筋力が育ちます。

手のひらを使う遊び

粘土遊び、砂遊び、ボール遊びなど、手のひら全体を使う遊びも効果的です。手のひらの感覚が育つことで、とっさの時に手を開いて地面をつく動作がスムーズになります。

体の歪みも影響している

体の歪みやバランスの悪さも、転倒時の反応に影響します。頭の位置が前に出ていたり、背中が丸まっていたりすると、バランスを崩しやすくなります。また、左右の筋肉のバランスが悪いと、転びやすい方向があったりします。

当院では、赤ちゃんや小さなお子さんの体のバランスチェックも行っています。頭の形、背骨の状態、骨盤の傾き、左右の筋肉のバランスなどを確認し、必要に応じて優しく整えていきます。

施術は非常にソフトで、赤ちゃんが眠ってしまうほど気持ちの良いものです。体のバランスが整うことで、動きがスムーズになり、転倒時の反応も良くなります。頭の形が気になる、向き癖がある、体が片方に傾いているといった場合は、早めにご相談ください。

いつ相談すべきか

多くの場合、家庭での遊びや運動で改善していきます。ただし、以下のような場合は専門家に相談することをおすすめします。

まず、頻繁に顔から転んでケガが絶えない場合です。月に何度も顔にアザを作っている、歯を打ってしまったというような場合は、早めの対策が必要です。また、2歳を過ぎても全く改善が見られない場合や、他の運動発達の遅れも気になる場合は、小児科や発達の専門家に相談しましょう。

体がふにゃふにゃしている、姿勢が保てない、極端にバランスが悪いといった場合は、筋緊張の問題があるかもしれません。気になることがあれば、一人で悩まずに相談してください。

まとめ

転倒時に手が出ないのは、パラシュート反射の発達不足が主な原因です。この反射の発達には、ハイハイ期間が重要な役割を果たします。ハイハイを通じて、手で体を支える経験、体幹の筋力、左右の協調性が育つからです。

すでに歩いているお子さんでも、ハイハイ遊びや動物歩き、うつ伏せ遊びを取り入れることで改善できます。楽しみながら毎日少しずつ続けることが大切です。体の歪みやバランスの問題がある場合は、整体で体を整えることも効果的です。

もしお子さんの転び方が心配でしたら、いつでもご相談ください。発達段階に合わせたアドバイスや、体のバランスチェックもさせていただきます。大切なお子さんが安全に成長できるよう、全力でサポートいたします。


院長:高木

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