
院長:高木お気軽にご相談ください!
パソコン作業をしていて、ふと頭がふわふわする感覚に襲われたことはありませんか。あるいは、電車の中や休憩時間にスマホを見た後、なんとなく気持ち悪さを感じたことがある方もいるかもしれません。実はこのめまい、スマホやパソコンの使い方と深く関係していることが多いのです。「疲れているだけだろう」と見過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。
今日は、画面を見る時間が長い現代の働き方と、めまいの関係について一緒に考えていきましょう。




画面を見る時間が長い方ほど、意識してほしいポイントがあります
一見関係のないように思えるスマホやパソコンの使用と、体のバランス感覚。ここではその間にある意外なつながりについて解説していきます。
人間の目は、左右方向の動きには対応しやすい一方で、上下方向の動きには弱いという特徴を持っています。スマホの画面を縦にスクロールする動作は、この上下方向の目の動きを繰り返し要求するため、目の筋肉が疲労しやすくなります。目の疲労が蓄積すると脳がバランス感覚をうまく処理できなくなり、フワフワとした浮遊感につながっていくことがあるのです
パソコン作業の場合は、画面に集中するあまり頭が前に突き出た姿勢になりやすく、これが首や肩の筋肉に大きな負担をかけます。首の筋肉が緊張し続けると、脳へ血液を送る血管が圧迫されやすくなり、頭部の血流が不安定になることでめまいが引き起こされやすくなります。
在宅勤務が広がったことで、長時間同じ姿勢のままパソコンに向かう生活を送る方が増えました。運動不足も重なることで血の巡りがさらに滞りやすくなり、立ち上がった瞬間にクラッとするような症状が出やすくなっている方も少なくありません。
スマホやデスクワークが関係するめまいには、いくつかのパターンがあります。ここでは代表的な原因を整理してみましょう。
これらの原因は単独で起こることもあれば、複数が重なり合って症状を強めていることも多いです。
仕事でスマホやパソコンを完全に手放すことは難しいものです。ここでは使いながらでも取り入れられる工夫をご紹介します。
画面の高さを目線に合わせ、頭が前に突き出ないよう意識するだけでも、首への負担はかなり変わってきます。30分に一度は椅子から立ち上がり、肩を大きく回したり首をゆっくり動かしたりすることも効果的です。スマホを見る際は、なるべく目線の高さまで持ち上げ、うつむく時間を減らすことも意識してみてください。
多くの場合は姿勢や目の疲れが関係するめまいですが、中には注意が必要なケースもあります。ここでその見分け方を整理します。
| 症状の特徴 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 画面を見た後や長時間の作業後にフワフワする | 首の緊張や眼精疲労による可能性 |
| 立ち上がった瞬間にクラッとする | 血圧の調整が追いついていない可能性 |
| 手足のしびれやろれつが回らない感覚がある | すぐに医療機関を受診したい状態 |
| 症状が長期間続き、徐々に強くなっている | 体の使い方から根本的に見直す価値あり |
手足のしびれやろれつが回らないといった症状を伴う場合には、様子を見ずすぐに医療機関を受診するようにしてください。
セルフケアだけでは改善しきれない場合、首や背骨の状態そのものを見直すことが大切になってきます。
長時間の画面作業によって崩れた姿勢は、自分では気づきにくいものです。首や背骨のバランスを整え、血流や神経の伝わり方が妨げられにくい状態を作ることで、画面を見る時間が長くても症状が出にくい体に近づけていくことができます。仕事のスタイルを変えることが難しい方こそ、体の土台を整えるという視点を持っていただきたいです。
スマホやデスクワークとめまいの関係は、姿勢や目の使い方、血流の乱れが複雑に絡み合って起こるものです。まずは日常の姿勢を見直し、それでも症状が続く場合には、体の使い方そのものを根本から整えていくことをおすすめします。一人で抱え込まず、気になる症状があればいつでもご相談ください。

