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腰痛で力が入らない症状を放置すると危険な理由

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湘南カイロ鎌倉整体院の高木光洋です。立ち上がろうとした瞬間に腰がガクッと抜けるような感覚や、歩いていて突然足に力が入らなくなる経験をしたことはありませんか。通常の腰痛とは明らかに違う、この「力が入らない」という症状に強い不安を感じている方も多いと思います。

実はこの症状、単なる腰痛とは異なり神経が関係している可能性が高く、放置すると深刻な状態に進行してしまうケースもあるのです。今すぐ病院に行くべきか、それとも様子を見ても大丈夫なのか、その判断に迷っている方もいらっしゃるでしょう。

院長:高木

力が入らない症状は神経の圧迫や損傷を示す重要なサインです。緊急性の判断を間違えないことが、後遺症を防ぐ鍵になります

今日は長年多くの腰痛患者さんを診てきた経験から、腰や足に力が入らない症状の原因、危険度の見分け方、そして適切な対処法について詳しくお伝えしていきます。

目次

腰や足に力が入らない状態とはどういうことか

まず理解していただきたいのは、腰や足に力が入らないという症状は、単なる筋肉痛や炎症とは根本的に異なるということです。この症状は神経系統に何らかの問題が起きている可能性を示す重要なサインであり、医学的には運動麻痺または筋力低下と呼ばれる状態なのです。

具体的には、立ち上がろうとしても腰が抜けて力が入らない、階段を上ろうとすると膝がガクッと折れる、歩いているうちに足が重くなって前に進めなくなる、つま先立ちやかかと立ちができないといった症状が現れます。これらは全て、脳から筋肉への指令が正常に伝わっていない状態を示しているのです。

神経が圧迫されたり損傷したりすると、筋肉を動かすための電気信号が遮断されてしまいます。すると筋肉には何の問題がなくても、脳からの命令が届かないため力を発揮できなくなります。これが力が入らない状態の正体です。

しびれとの違いを理解する

力が入らない症状と混同されやすいのがしびれです。しびれは感覚神経の問題で、力が入らないのは運動神経の問題という違いがあります。ただし実際には両方が同時に起こることも多く、足がしびれて力も入らないという複合的な症状を訴える方も少なくありません。

重要なのは、しびれだけの場合よりも力が入らない症状がある場合の方が、神経の圧迫や損傷の程度が深刻である可能性が高いということです。感覚だけでなく運動機能まで障害されているということは、神経へのダメージがより強いことを意味しているからです。

力が入らない症状を引き起こす主な原因

腰や足に力が入らなくなる原因として最も多いのが、腰椎椎間板ヘルニアです。背骨のクッションの役割をしている椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、その神経が支配する筋肉に力が入らなくなります。特に20代から40代の比較的若い世代に多く見られ、重い物を持ち上げた時や急な動作をした時に発症しやすい特徴があります。

中高年の方に多いのが腰部脊柱管狭窄症です。加齢に伴い背骨の中の神経の通り道が狭くなることで、神経が圧迫されて症状が出ます。特徴的なのは間欠性跛行と呼ばれる症状で、歩いているうちに足に力が入らなくなり、しゃがんで休むと回復してまた歩けるようになるというパターンを繰り返します。

急性の強い腰痛と同時に足に力が入らなくなった場合は、ぎっくり腰に伴う神経の炎症や圧迫が考えられます。筋肉や靭帯の損傷による腫れが神経を圧迫してしまい、一時的に力が入らなくなることがあるのです。

今すぐ病院に行くべき危険な症状

ここからは緊急受診が必要かどうかの判断基準についてお伝えします。以下の症状に一つでも当てはまる場合は、迷わず整形外科を受診してください。

まず両足に力が入らない、または両足のしびれや麻痺がある場合は非常に危険です。片足だけの症状よりも、両側に症状が出ている場合の方が神経の圧迫が広範囲に及んでいる可能性が高く、緊急性が高いと判断されます。

お尻の周りや会陰部の感覚が鈍い、または全く感じないという症状も重大な警告サインです。これはサドル麻痺と呼ばれ、馬尾神経が圧迫されている可能性を示しています。排尿や排便の感覚がない、尿が出にくい、逆に漏れてしまうといった症状も同様に緊急性が高い症状です。

他には、片足に明らかな筋力低下があり、つま先立ちやかかと立ちが全くできない場合も、できるだけ早い受診が必要です。神経の圧迫が長く続くと、圧迫を解除した後も筋力が完全には戻らない可能性があるからです。

また激しい痛みが持続し、どんな姿勢をとっても楽にならない、夜も眠れないほどの痛みがあるという場合も、早めの受診が必要です。安静時痛が強い場合は炎症が激しいか、神経の圧迫が強いことを示しているため、放置すると症状が悪化する可能性があります。

受診までの応急処置と注意点

病院を受診するまでの間、自宅でできる応急処置についてもお伝えしておきます。まず最も大切なのは安静にすることです。無理に動いたり、痛みを我慢して仕事や家事を続けたりすることは避けてください。神経への圧迫や損傷をさらに悪化させてしまう可能性があります。

横になる場合は、仰向けで膝の下にクッションを入れて膝を曲げた姿勢、または横向きで膝を軽く曲げた姿勢が楽なことが多いです。ただし人によって楽な姿勢は異なりますので、自分が最も痛みの少ない姿勢を探してください。うつ伏せの姿勢は腰を反らせることになり、神経の圧迫を強めてしまうことがあるので避けた方が無難です。

冷やすか温めるか悩むところですが、発症から48時間以内で炎症が強いと思われる場合は冷やす方が効果的です。保冷剤をタオルで包んで20分程度患部に当て、その後は外して休憩するというサイクルを繰り返します。慢性的な症状や発症から数日経っている場合は、温めることで血流を改善して症状を和らげることができます。

やってはいけないこと

逆にやってはいけないことも知っておいてください。まず激しいストレッチや無理な体操は避けましょう。神経が圧迫されている状態で無理に動かすと、さらに損傷を悪化させてしまう危険性があります。

痛み止めを飲んで無理に動くことも避けた方が良いでしょう。痛み止めは症状を和らげるだけで根本的な問題を解決しているわけではありません。痛みが軽くなったからといって無理をすると、知らず知らずのうちに症状を悪化させてしまいます。

自己判断でのマッサージも危険です。神経が圧迫されている部位を強く揉んだりすることで、圧迫がさらに強まる可能性があります。専門家の診断を受けるまでは、患部への刺激は最小限にとどめてください。

病院での検査と診断の流れ

整形外科を受診すると、まず詳しい問診と神経学的検査が行われます。いつから症状が出たのか、どんな時に悪化するのか、しびれや麻痺の範囲はどこか、排尿や排便に問題はないかなどが詳しく聞かれます。また筋力テストや感覚検査、反射の検査などが行われて、どの神経がどの程度障害されているかが評価されます。

必要に応じてMRI検査やCT検査が行われます。MRIは神経や椎間板の状態を詳しく見ることができる検査で、ヘルニアや脊柱管狭窄症の診断に非常に有効です。骨の状態を詳しく見たい場合はCT検査が選ばれることもあります。

検査の結果、神経の圧迫が強く手術が必要と判断される場合もあれば、保存的治療で経過を見ることになる場合もあります。重要なのは、正確な診断を受けて適切な治療をすることです。

当院でできるサポートと予防

湘南カイロ鎌倉整体院では、医療機関で検査を受けて重篤な問題がないことが確認された方、または保存的治療と並行してケアを希望される方に対して、カイロプラクティックの施術を提供しています。

神経の圧迫を引き起こす要因の一つに、骨盤や背骨の歪みがあります。身体のバランスが崩れることで特定の椎間板や神経に負担が集中し、結果として神経症状が出やすくなるのです。カイロプラクティックの施術によって身体全体のバランスを整えることで、神経への負担を軽減し、症状の改善や再発予防につなげることができます。

また日常生活での姿勢指導や、腰に負担をかけない動作の仕方、予防のための体操なども具体的にアドバイスさせていただきます。ただし繰り返しになりますが、力が入らない症状が出ている場合は、まず整形外科で検査を受けて重篤な疾患がないことを確認することが何より大切です。

腰や足に力が入らないという症状は、身体からの重要な警告サインです。「少し様子を見よう」と放置することで、取り返しのつかない状態になってしまうケースもあります。特に両足の症状や排尿障害がある場合は、すぐにでも医療機関の受診をおすすめします。

逆に緊急性が低い場合でも、早めに原因を特定して適切な治療を始めることで、症状の悪化を防ぎ、早期の回復につなげることができます。一人で不安を抱え込まず、どんな些細な疑問でも構いませんので、お気軽にご相談いただければと思います。


院長:高木

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