
院長:高木お気軽にご相談ください!
早く寝返りができるようになって、成長がうれしい反面、うつ伏せのまま戻れず泣いてしまう我が子を見て、どうしてあげたらいいのか困っていませんか。今日はそんな寝返りが早いのに戻れない赤ちゃんの見守り方と注意点について、ベビー整体という視点も交えながらお話ししていきたいと思います。
早く動けるようになった分、心配なことも増えてしまうものですよね。夜中に何度も起きて対応しているお母さんも多いのではないでしょうか。

戻れないのはまだ体の準備が追いついていないだけです
寝返りができたのに、なぜ元の姿勢に戻ることができないのか。まずはその理由から見ていきましょう。
寝返りをしてうつ伏せになる動きと、うつ伏せから仰向けに戻る動きは、実は使う筋肉も体の使い方も大きく異なります。前者は体をひねる勢いを使えばできてしまう一方、後者は腕で床を押し返しながら重心を移動させる、より複雑な体の使い方が必要になります。寝返りが早くできた赤ちゃんほど、戻るための体の使い方がまだ育っていないことが多く、この差が飛行機ポーズやうつ伏せのまま泣いてしまう状態につながっているのです
一般的に、うつ伏せから仰向けに戻る動きは、寝返りができるようになってから1ヶ月から2ヶ月ほど遅れて習得されると言われています。焦らず、体の発達が追いつくのを待ってあげることが大切です。
「うちの子は早すぎるのでは」と不安になる方もいらっしゃいますが、寝返りの時期には個人差が大きく、早いこと自体が問題になるケースはほとんどありません。むしろ体幹や腰まわりの筋肉がしっかり育っている証拠と捉えていただいて大丈夫です。
一番悩ましいのが、うつ伏せのまま泣いてしまった時にどう対応してあげるかだと思います。ここで整理してお伝えします。
すぐに仰向けに戻してあげたい気持ちはよくわかりますが、少しだけ様子を見てあげることも大切です。自分の力で戻ろうと体をひねる練習を繰り返すことが、戻る動きを習得するための貴重な機会になっているため、危険がない範囲であれば少し見守ってから手を貸してあげるとよいでしょう。ただし、顔が布団に埋まって苦しそうな様子や、長時間泣き続けて呼吸が乱れているような場合は、すぐに仰向けに戻してあげてください。
戻れない時間帯があることを前提に、事故を防ぐための環境を整えておくことがなにより重要です。ここでは具体的な工夫をご紹介します。
こうした環境づくりを整えておくことで、就寝中など目を離さざるを得ない瞬間があっても安心感が違ってきます。
多くの場合は成長過程の一部として心配いりませんが、中には気をつけたいケースもあります。以下の表を参考にしてみてください。
| 赤ちゃんの様子 | 考え方の目安 |
|---|---|
| うつ伏せで少し唸った後、自分で仰向けに戻ろうとする | 練習中の自然な過程、見守って大丈夫 |
| 長時間激しく泣き続け、顔色が悪くなる | すぐに抱き上げて対応が必要 |
| 1ヶ月以上経っても戻る気配が全くない | 体の使い方の癖がある可能性、相談を検討 |
| 体の片方にしかひねれない | 左右差が強い可能性、専門的な視点も参考に |
顔色が悪くなる、呼吸が苦しそうといった様子が見られる場合は、様子を見ずすぐに対応するようにしてください。
なかなか戻れない期間が長く続く場合、体の緊張や使い方の癖が影響していることもあります。
赤ちゃんはまだ自分で姿勢を細かく調整する力が弱いため、抱っこの仕方や普段の向き癖によって、体の一部に緊張が偏ってしまうことがあります。この緊張の偏りが強いと、体をひねって戻る動きがどうしても左右どちらかに寄ってしまい、なかなか習得が進まないことがあります。ベビー整体では、そうした体のバランスの偏りを、指先で触れる程度のやさしい力で整えていくケアを行っています。
寝返りが早くできても、戻る動きはまた別の発達段階として少し時間がかかるのが自然なことです。安全な環境を整えたうえで、焦らず見守ってあげることが何より大切だと感じています。それでも心配な様子が続く時や、体の使い方に気になる癖を感じた時は、一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。



