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体をねじると腰が痛い原因と改善法

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振り向いた瞬間に腰にズキッと痛みが走ったことはありませんか。掃除機をかけている時や、車の後部座席に手を伸ばそうとした時、体をひねる動作で腰痛が出る方は意外と多いものです。立っている時や座っている時は平気なのに、ねじる動作だけで痛みが出るというのは、実は腰に特有の問題が隠れています。

当院にもゴルフのスイングで痛みが出る方や、日常の家事で体をひねると腰が痛いという方が多く来院されます。この回旋時の痛みには明確な理由があり、適切に対処すれば改善できることがほとんどです。今日は体をねじると腰が痛くなる原因と、その改善方法について詳しくお話ししていきますね。

院長:高木

実は腰椎はほとんど回転しない構造です。ねじる動作で痛むのは腰以外の部位に問題があることが多いのです

目次

腰椎は本来ほとんど回らない

まず知っていただきたいのは、腰の骨である腰椎は構造上ほとんど回転できないということです。背骨の中で最も回転できるのは首で、左右に60度から80度回すことができます。その次が胸椎で左右に35度から40度程度回転します。ところが腰椎は左右にわずか5度程度しか回転できない構造になっているのです。

では体を大きくひねる時、どこで回転しているのでしょうか。実は首の動き、胸椎の回旋、そして股関節の内旋や外旋を組み合わせて、体全体をねじっているのです。これらの部位がスムーズに動いてくれれば、腰椎はほとんど動かなくても体を大きく回すことができます。

問題はこれらの本来回るべき部位の動きが悪くなった時です。胸椎が硬くなっていたり、股関節の動きが制限されていたりすると、腰椎が本来持っていない回転動作を無理やり強いられることになります。この代償動作こそが、ねじる時の腰痛の大きな原因なのです。

回旋時に痛む主な原因

体をねじった時に腰が痛む原因はいくつかあり、それぞれアプローチ方法も異なります。ご自身の症状がどれに当てはまるか確認してみてください。

胸椎の可動域低下

最も多い原因が胸椎の動きが悪くなっているケースです。デスクワークで長時間前かがみの姿勢を続けていると、胸椎は丸まって固まってしまいます。猫背の姿勢が習慣化すると、胸椎の回旋する能力が著しく低下するのです。本来であれば胸椎で吸収すべき回旋動作を、腰椎が代わりに行わざるを得なくなります。

特にパソコン作業やスマートフォンを見る時間が長い方は、胸椎が前方に丸まったまま硬くなっています。この状態で振り向こうとすると、胸椎がほとんど回らないため、腰椎に過度な負担がかかり痛みが生じます。

股関節の動きの制限

もう一つの大きな原因が股関節の柔軟性低下です。体をねじる時、股関節の内旋と外旋の動きが非常に重要な役割を果たしています。長時間座っていると股関節周りの筋肉、特に大殿筋やお尻の深層筋が硬くなり、股関節の動きが悪くなります。

股関節で体の向きを変えられないと、骨盤から腰椎にかけて無理な回旋を強いられることになります。ゴルフや野球などのスポーツで痛みが出る方の多くは、この股関節の動きに問題を抱えています。下半身主導で体を回せず、上半身だけで回そうとするため腰に負担がかかるのです。

体幹筋力の低下

体をねじる動作は腹斜筋という脇腹の筋肉が中心となって行います。この腹斜筋や腹横筋といった体幹の筋肉が弱いと、回旋動作を安定して支えることができず、腰椎周辺の靭帯や小さな筋肉に過度な負担がかかります。運動不足の方や、お腹周りの筋肉を使う習慣がない方に多く見られます。

椎間関節の問題

腰椎には椎間関節という小さな関節があり、この関節に炎症が起きると回旋時に痛みが生じます。体を右にひねると右側が痛い、左にひねると左側が痛いといった片側性の痛みが特徴です。関節包という関節を包む組織が、無理な回旋動作で引き伸ばされて炎症を起こしているケースが多いです。

筋膜の問題

最近注目されているのが筋膜の硬さや癒着です。背中から腰、お尻へと続く筋膜のラインが硬くなっていると、体をねじる時に筋膜が引っ張られて痛みが生じます。特に広背筋という背中の大きな筋肉から、対側のお尻の筋肉へとつながる筋膜ラインに問題があると、回旋時の痛みが出やすくなります。

日常生活で痛みが出やすい動作

回旋型の腰痛を持つ方が痛みを感じやすい場面をいくつかご紹介します。これらの動作で痛みが出る場合は、回旋型腰痛の可能性が高いです。

まず朝起きた時の寝返りや、ベッドから起き上がる時に痛みを感じることがあります。掃除機をかける時は体を左右にひねりながら動かすため、特に痛みが出やすい動作です。洗濯物を干す時や布団を干す時も、体をねじる動作が入るため要注意です。

車の運転では後部座席を確認しようと振り向く動作で痛みが走ります。デスクワークでは横にある書類を取ろうとして体をひねった時や、誰かに呼ばれて振り返る時に痛みを感じます。重い荷物を持ったまま体の向きを変えようとする時も、腰に大きな負担がかかります。

スポーツでの痛み

回旋動作を伴うスポーツをしている方は、特に注意が必要です。ゴルフではスイング動作、特にフォロースルーの時に腰が大きく回転します。準備運動が不十分だったり、飛距離を出そうと無理に体をひねったりすると、腰椎に過度な負担がかかります。

野球のバッティングやピッチングも強い回旋動作が入ります。テニスのサーブやフォアハンド、バレーボールのスパイク、バドミントンのスマッシュなど、上半身を大きく回す動作を繰り返すスポーツは全て回旋型腰痛のリスクがあります。

これらのスポーツで痛みが出る方の多くは、股関節や胸椎の可動域が不足しており、腰だけで回そうとしています。正しいフォームを身につけることと、体幹トレーニングで安定性を高めることが重要になります。

改善のためのセルフケア

回旋型の腰痛を改善するには、本来回るべき部位の柔軟性を取り戻し、体幹の安定性を高めることが大切です。ここでは今日からできるセルフケアをご紹介していきます。

胸椎の柔軟性を高める

四つん這いの姿勢から、片手を頭の後ろに当てて、その肘を天井に向かって開いていくストレッチが効果的です。胸椎を中心に上半身をねじることで、固まった胸椎の動きを取り戻せます。反対側も同様に行い、左右20秒ずつを1日2回から3回繰り返してください。

椅子に座った状態で、両手を胸の前で組み、上半身をゆっくり左右に回すのも効果的です。この時、骨盤は正面を向いたまま固定し、胸椎だけを動かすイメージで行います。痛みのない範囲で大きく動かすことが大切です。

股関節の柔軟性を高める

仰向けに寝て、片方の足首を反対側の膝の上に乗せ、膝を抱えるようにして手前に引きます。お尻の筋肉が伸びるのを感じながら30秒キープしてください。この筋肉が硬いと股関節の回旋が制限され、腰に負担がかかります。

四つん這いから片方の膝を前に出し、すねを横に倒して座る姿勢を作ります。この状態から上体を前に倒していくと、お尻の深層筋がしっかり伸びます。股関節の柔軟性は回旋型腰痛の改善に最も重要なポイントです。

体幹を安定させる

仰向けに寝て膝を立て、お腹をへこませながら腰を床に押しつけるドローインという運動が基本です。この状態を10秒キープし、10回繰り返します。腹横筋という深層の筋肉を活性化させることで、体幹の安定性が高まります。

四つん這いの姿勢から、対角線上の手と足をゆっくり伸ばし、10秒キープする運動も効果的です。この時、体が左右にぶれないよう、お腹に力を入れて安定させることが大切です。体幹の安定性が高まると、回旋動作をしても腰椎がぶれにくくなります。

日常生活での注意点

痛みを軽減するには、日常の動作を少し工夫するだけで効果があります。まず大切なのは、上半身だけで体をひねらないことです。振り向く時は足を動かして体ごと向きを変えるようにしましょう。

重いものを持っている時に体をねじるのは最も危険な動作です。荷物を持ったまま方向転換せず、一度置いてから向きを変える習慣をつけてください。掃除機をかける時も、腰だけでひねらず、足を動かしながら体全体で向きを変えることを意識します。

デスクワークの方は椅子の位置を工夫して、よく使う書類や物を体の正面に配置しましょう。横にあるものを取る動作が減るだけで、腰への負担は大きく軽減されます。車の運転ではバックミラーをしっかり調整し、無理に振り向かなくても後方確認できるようにしてください。

こんな時は早めの受診を

多くの回旋型腰痛は適切なセルフケアで改善しますが、いくつかの注意すべき症状があります。安静にしていても痛みが続く、時間とともに悪化している、足にしびれや脱力感があるといった場合は、早めに整形外科を受診してください。

また1週間から2週間セルフケアを続けても改善が見られない場合も、専門家に診てもらうことをおすすめします。特にスポーツでのパフォーマンス低下が著しい場合は、フォームの問題や筋力バランスの崩れなど、専門的な評価が必要になることもあります。

当院でのアプローチ

当院では回旋型の腰痛に対して、まず詳しい動作分析を行います。どの動作で痛みが出るのか、胸椎や股関節の動きはどうか、体幹の安定性はあるかなど、多角的に評価していきます。画像では分からない機能的な問題を見つけ出すことが、改善への近道です。

カイロプラクティックの手技で胸椎や骨盤の動きを改善し、硬くなった筋肉や筋膜を丁寧にほぐしていきます。同時に弱くなっている体幹の筋肉を活性化させ、体全体で回旋動作を支えられる状態を作っていきます。ゴルフや野球などスポーツをされている方には、競技特性に合わせたアドバイスも行います。

体をねじると腰が痛いというのは、本来回るべき部位が機能していないサインです。放置していると慢性化したり、日常生活やスポーツに大きな支障が出たりすることもあります。早めに適切な対処をすることで、痛みなく体を動かせる状態を取り戻せます。一人で悩まず、痛みが気になった段階でぜひご相談ください。あなたの体の状態に合わせた最適な施術とセルフケア指導で、快適な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


院長:高木

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