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赤ちゃんの背ばいってこのままでいいの?

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「仰向けのまま、いつの間にか移動している……」そんな場面を目撃してびっくりした事はありませんか。

仰向けのまま頭や背中・かかとを使ってずりずりと動く様子は「背ばい」と呼ばれています。初めて見ると驚いてしまいますよね。さらに検索すると発達障害や対策などのワードも一緒に出てきて、不安が一気に膨らんでしまったという方もいると思います。

まず最初にお伝えしたいのですが、背ばい自体は多くの赤ちゃんに見られる動きで、それだけで発達障害のサインとは言えません。ただ、体の緊張のバランスや体幹の発達と深い関係がある動きであることも事実です。

今回は背ばいが起こる仕組み・体との関係・今日からできるケアまで、丁寧にお伝えします。

院長:高木

体の仕組みを知るだけで、見え方がずいぶん変わりますよ

目次

背ばいって、そもそもどんな動きなの?

背ばいという言葉は、育児書や医療機関でもあまり取り上げられないため、「初めて聞いた」というお母さんも多いです。どんな動きなのかを正しく理解することが、不安を整理する第一歩になります。まずは背ばいの基本を押さえておきましょう。

背ばいの動き

ずりばいはうつ伏せの状態で手や足を使って前に進む動きです。それに対して背ばいは、仰向けのまま背中・後頭部・かかとなどで床を押して移動します。

方向としては頭の方向(後方)に進むことが多く、気づいたらベビーベッドの柵に頭が当たっていた、という経験をされた方もいると思います。後頭部の毛が薄くなってきたときも、実は背ばいによる摩擦が原因であることがよくあります。

いつ頃から見られる?

背ばいは生後3〜6ヶ月頃に多く見られます。ちょうど体を動かすことへの意欲が出てくる時期と重なります。この時期は手足でしっかり体を支える筋力がまだ発達途中なので、仰向けの姿勢のまま移動しようとする赤ちゃんが出てきます。

多くの場合、体幹や腕の筋力が育ってくるとずりばいやハイハイへと自然に移行していきます。背ばいが見られること自体は、発達の過程の一つとして捉えていただいて大丈夫です。

背ばいと発達障害・自閉症は関係があるの?

このことが気になって検索されている方がとても多いので、ここではっきりお伝えします。背ばいと自閉症・発達障害の直接的な因果関係は医学的に確認されていません。背ばいをしたからといって、それだけで発達障害の可能性を示すサインにはなりません。ただ、背景にある体の状態については、もう少し丁寧に見ていく価値があります。

なぜ「発達障害」という言葉が出てくるのか

検索すると発達障害や自閉症との関連記事が多く出てくるのには理由があります。発達障害のあるお子さんの中に、うつ伏せを強く嫌がる・背ばいをするという傾向が見られるケースがあるためです。

ただし、これは「背ばいをする=発達障害」ということではありません。うつ伏せが苦手で背ばいをする赤ちゃんのほとんどは、体の緊張のアンバランスや体幹の発達がゆっくりなことが背景にある「発達の個人差」の範囲です。

受診を検討した方が良いケース

背ばい自体は心配しすぎなくてよいことが多いですが、次のような様子が重なる場合はかかりつけの小児科への相談をおすすめします。

気になる様子対応の目安
生後6ヶ月を過ぎても首がすわらない小児科・小児神経科へ相談を優先
体全体がぐったりして力がない小児科への受診を優先
反り返りがとても強く、抱っこが難しいかかりつけ医に相談
うつ伏せを嫌がるが他の発達は順調整体でのケアを検討できる
背ばいはあるが表情豊かで反応も良い経過観察・整体でのケアを検討

表情豊かで声をよく出し、視線が合うといった様子があれば、まずは体のバランスを整えることを優先するアプローチで十分なことが多いです。

背ばいが起こる体の仕組みを知っておこう

背ばいをしやすい赤ちゃんには、体の状態に共通した特徴があります。「どうしてうちの子は背ばいするのだろう」という疑問にお答えする前に、体の仕組みを少し掘り下げてみましょう。原因がわかると、日常のケアにも具体的に活かすことができます。

背中・首まわりの筋緊張が強い

背ばいをする赤ちゃんに多く見られるのが、背中や首まわりの筋肉の緊張が強い状態です。筋緊張とは、筋肉が安静な状態でも持っている自然な張りのことをいいます。

この緊張が強いと、体が反り返りやすくなります。仰向けのときに体が弓なりになりやすく、かかとや後頭部が床に強く当たるため、床を蹴って移動する背ばいが起きやすくなります。

うつ伏せへの苦手意識との関係

背中の筋緊張が強い赤ちゃんは、うつ伏せの姿勢をとると「つらい」と感じやすいです。本来うつ伏せは首や体幹の筋力を育てるために大切な姿勢ですが、背中に過剰な緊張があると顔を持ち上げることが難しくなります。

うつ伏せを嫌がることで床ばいの練習機会が減り、結果として仰向けのまま移動しようとする背ばいが続きやすくなるという流れが生まれます。背ばいとうつ伏せ嫌いは、多くの場合セットで見られます。

向き癖・体の左右差との関係

向き癖が強いと、首や背骨まわりの筋肉に左右差が生まれます。体のバランスが偏ると仰向けで体が一方向に傾きやすくなり、背ばいの動きが助長されることがあります。

向き癖と背ばいの両方が気になる場合は、体全体のバランスを整えることで両方の改善につながることが多いです。

今日からできる!背ばいへの家庭でのアプローチ

背ばいに気づいたら、まず日常生活の中でできることから始めてみましょう。体の緊張をほぐし、うつ伏せ姿勢に慣れてもらうことが大切な方向性です。難しいことは何もないので、遊びの延長として取り入れてみてください。

体全体を優しくほぐすスキンシップ

お風呂上がりなど、体が温まっているタイミングで背中や首のまわりを優しくさするマッサージが効果的です。強く揉む必要はなく、手のひら全体で温めるようにゆっくり触れるだけで十分です。背中の緊張がやわらぐことで、自然に反り返りが落ち着いてくることがあります。

うつ伏せ練習を少しずつ取り入れる

うつ伏せが苦手な赤ちゃんに無理やり練習させると逆効果です。まず赤ちゃんをお母さんのお腹の上に乗せてうつ伏せにする「タミータイム」から始めると、安心して姿勢を取りやすくなります。

1回1〜2分でも、毎日続けることが大切です。お母さんの顔が見えるよう目を合わせながら声をかけてあげると、赤ちゃんの緊張がほぐれやすくなります。

反り返りが強いときの抱き方の工夫

反り返りが強い赤ちゃんを抱くときは、体が一直線にならないよう、膝を曲げた丸い姿勢(胎児姿勢)を意識してサポートすると楽になります。赤ちゃんの背中を手でしっかり支えながら、体を丸めるように抱くことで背中の緊張がやわらぎやすくなります。

当院でできること

日常のケアを続けながらも、背ばいがなかなか変わらない・反り返りが強くてケアが難しいと感じる場合は、体そのものの状態を診てもらうことをおすすめします。当院のベビー整体では、赤ちゃんの体全体のバランスを確認し、体の緊張をやさしく整えるアプローチを行っています。

また、抱き方の工夫、背中のほぐし方など、毎日続けやすいホームケアをお母さんと一緒に確認しています。整体院と家庭のケアが両輪になることで、変化がより早く出やすくなります。

5gタッチの穏やかな施術

当院のベビー整体の施術は、わずか5gという非常に軽いタッチが基本です。強い刺激とは全く異なる穏やかなアプローチで、赤ちゃんの体の緊張をやさしく解放していきます。

おわりに

「背ばい」という言葉を調べるうちに、どんどん不安が大きくなってしまった方もいると思います。その気持ち、本当によくわかります。

背ばい自体は体の緊張やアンバランスから起こることが多く、適切なケアで変化していくことがほとんどです。「もう遅いのかな」「こんなことでいいのかな」など思わなくても大丈夫です。気づいたときが、動き出すタイミングです。

心配なことや疑問があれば、遠慮なくご相談ください。赤ちゃんの成長を、お母さんと一緒に丁寧に見守っていきたいと思っています。


院長:高木

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