
院長:高木お気軽にご相談ください!


「何度注意しても姿勢が良くならない」そんなお悩みを、施術の現場でも多く耳にします。
実はその姿勢の悪さ、猫背だと思って対策を続けてきたけれど、実は側弯症だったというケースも少なくありません。
見た目は似ていても、猫背と側弯症では原因も対処法も全く異なります。今回は、この2つがどう違うのか、家庭でできる見分け方、そして正しい対応の仕方まで、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。




「猫背だと思っていたのに実は違った」というご相談は本当に多いです。まずは正しい見分け方を知ることが大切です
姿勢が悪いと聞くと、多くの方が猫背を思い浮かべます。しかし実際には、猫背と側弯症は原因も性質も全く異なるものです。まずはその根本的な違いを整理していきましょう。
猫背は背骨が前に丸まるように傾いている状態を指し、姿勢の悪さや筋力の低下が主な原因になります。一方で側弯症は、背骨が左右に曲がり、さらにねじれを伴っている状態です。
この2つは曲がる方向も原因も異なるため、対処法もそれぞれ違ってきます。見た目が似ているように感じても、体の中で起きていることは大きく違うのです。
猫背は、意識して背筋を伸ばせば一時的にでも姿勢を正すことができます。しかし側弯症は、本人がどれだけ意識して姿勢を正そうとしても、背骨そのものの構造が曲がっているため、まっすぐには戻りません。
「これは猫背なのか、側弯症なのか」を自分で確認するには、いくつかのポイントに注目することが役立ちます。ここでは、家庭で簡単にできるチェック方法をご紹介します。
両足を揃えて立ち、腕を前に伸ばしながらゆっくり前屈してもらいます。このとき背中の片側だけが盛り上がって見える場合は、側弯症である可能性が高く、猫背だけでは起こらない特徴です。猫背の場合は、背中全体が均等に丸くなる程度にとどまります。
猫背であればこうした左右差は目立ちにくいですが、側弯症の場合はこれらのポイントに明確な左右差が現れやすくなります。
本人に「背筋を伸ばして」と声をかけたとき、猫背であればその場で姿勢が整いやすいのに対し、側弯症の場合は意識してもほとんど変化が見られません。この「直せるかどうか」という反応の違いは、家庭でも比較的わかりやすい見分けポイントです。
猫背と側弯症が混在しているように見えるケースや、判断に迷う場合もあります。ここでは、そうしたときの注意点をお伝えします。
猫背の姿勢を長く続けていると、背骨の関節が不安定になりやすく、もともとあった側弯のカーブを助長してしまうことがあります。猫背だからと軽く見ず、姿勢全体を整えていく意識も大切です。
セルフチェックはあくまで目安であり、正確な診断にはレントゲンなどの検査が必要になります。前屈時の左右差や肩の高さの違いが気になる場合は、早めに専門機関で確認してもらうことをおすすめします。
猫背なのか側弯症なのかがわかったら、それぞれに合わせた対応を考えていくことが大切です。当院では、体全体のバランスという視点から、どちらのケースにも向き合っています。
猫背であれば、背中や肩まわりの筋肉の柔軟性を高め、正しい姿勢を体に覚えさせていくアプローチが有効です。日常生活での姿勢習慣を見直すことも効果的です。
側弯症の場合は、背骨だけでなく骨盤や股関節など全身のバランスを確認しながら、体への負担を減らしていくアプローチが必要になります。医療機関での経過観察と並行して、体の使い方や筋肉の状態を整えていくことも、ひとつの選択肢になります。
猫背と側弯症は似ているように見えて、実は原因も対処法も異なるものです。前屈テストや肩の高さの左右差、そして意識して直せるかどうかを確認することで、どちらの状態に近いのかを判断する手がかりになります。
「これは猫背なのか側弯症なのか」「どう対応すればいいのか」と迷ったときは、一人で悩まずご相談ください。体全体の状態を確認しながら、一緒に見極めていきたいと思っています。

