
院長:高木お気軽にご相談ください!
育児の毎日、本当にお疲れさまです。赤ちゃんが四つん這いの姿勢を取れるようになって喜んでいたら、なぜか前後にゆらゆら揺れるばかりで一向に前へ進まない。そんな様子を見て、これって大丈夫なのかなと感じたことはありませんか。今日はそんなベビー整体の観点も交えながら、四つん這いで揺れて進まない赤ちゃんについて、次に注目してほしいポイントをお伝えしていきたいと思います。
「もうすぐハイハイだ」と期待していただけに、同じ動きが続くとやきもきしてしまいますよね。周りの赤ちゃんと比べて焦る気持ちも、よくわかります。

揺れる動きは前に進む準備がしっかり整っている証拠です
四つん這いになった赤ちゃんが体を前後に揺らす動きには、実はきちんとした意味があります。まずはその理由から見ていきましょう。
四つん這いの姿勢を保つためには、腕と脚の四点でバランスを取る力が必要になります。赤ちゃんは揺れる動きを繰り返すことで、自分の体重をどうやって支えればいいのか、どの筋肉にどのくらい力を入れればいいのかを感覚としてつかもうとしています。前後に揺れる動きは、ハイハイに必要な体重移動の感覚を練習している最中のサインであり、多くの場合は前進する一歩手前の自然な発達段階なのです
揺れているだけで前に進めないのは、決してさぼっているわけではなく、手足を交互に動かして体重を移動させるという、より高度な協調運動の準備をしている証拠だと考えられます。
ずりばいを経てから四つん這いに移行する子もいれば、ずりばいをほとんどせずにいきなり四つん這いを始める子もいます。進み方の順番や期間には個人差が大きいため、揺れる期間が数日から数週間続いても、それだけで心配する必要はありません。
揺れる動きの次に、どのような変化が見られればハイハイに近づいているサインなのか。ここで具体的なチェックポイントを整理してお伝えします。
こうした小さな変化が積み重なって、ある日突然すっと前に進み出すことがよくあります。
赤ちゃんは自分のペースで体の使い方を学んでいます。周りが急かしたり無理に手を添えて動かしたりするよりも、自分自身で試行錯誤する時間を十分に取ってあげることが、結果的にはスムーズな習得につながることが多いようです。
見守るだけでなく、日常生活の中で取り入れられる工夫もいくつかあります。ここではその一部をご紹介します。
床に座って赤ちゃんの視線の少し先に、興味を引くおもちゃを置いてあげると、自然と体を伸ばして前に進もうとする意欲につながります。また、うつぶせの時間を日中に少し増やしてあげることで、体幹や腕の筋力がさらに育ちやすくなります。滑りにくい床材や絨毯の上で練習させてあげると、手足が滑ってしまう不安を減らすこともできます。
多くの場合は心配のいらない発達過程の一部ですが、中には注意して見ておきたいケースもあります。以下の表を参考にしてみてください。
| 赤ちゃんの様子 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 揺れながら少しずつ手足が前に出るようになってきた | 順調な発達過程、そのまま見守って大丈夫 |
| 1ヶ月以上、全く変化のない揺れが続いている | 体の使い方に癖がある可能性、様子を詳しく見る |
| お座りのまま足を使って移動する動きが中心 | シャフリングベビーの可能性、個性として見守る |
| 体が常に一方向にしか傾かない | 左右差が強い可能性、専門的な視点も参考に |
体の使い方に極端な左右差を感じたり、他の発達の指標と合わせて気になる点が重なる場合は、一人で判断せず相談してみることをおすすめします。
なかなか前に進まない期間が長く続く場合、体の緊張や姿勢の癖が影響していることもあります。ここではその考え方についてお伝えします。
赤ちゃんはまだ自分で体のバランスを細かく調整する力が弱いため、普段の抱っこの仕方や寝る向きの癖によって、体の一部に緊張が偏ってしまうことがあります。この緊張の偏りが強いと、四つん這いで体重を移動させる動きがスムーズに出せず、揺れるだけの状態が長引いてしまうことがあります。ベビー整体では、こうした体の緊張やバランスの偏りを、指先で触れる程度のやさしい力で整えていくケアを行っています。強い刺激を与えるものではないので、体がまだ小さいこの時期の赤ちゃんにも安心して受けていただけます。
四つん這いで揺れるだけの状態は、多くの場合ハイハイに向けた大切な準備期間です。次に見るべき小さな変化に注目しながら、焦らず見守ってあげることが何より大切だと感じています。それでも長引く様子や体の使い方に気になる癖を感じた時は、一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。



