
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは。今日も育児、本当にお疲れさまです。ことあるごとに赤ちゃんがおならをしている…そんなことはありませんか。
「こんなに頻繁に出て大丈夫?」「最近なんだか臭くなってきたけど病気かな」「顔を真っ赤にしていきんでいて、どうしてあげればいいの」と心配になってしまいますよね。
赤ちゃんのおならは、消化器が未発達なこの時期にはごく自然なことです。でも「多すぎる・臭い・苦しそう」という3つが重なると、やはり心配になりますよね。この記事では、おならが多くなる仕組みから月齢別の目安・今すぐ試せるガス抜きの方法・病院に行くべきサインまで、できるだけ丁寧にお伝えしていきます。


今から試せる方法がひとつでも見つかれば、きっと気持ちが楽になります
赤ちゃんのおならがなぜこんなに多いのかというと、消化器官がまだ発達途中であることと、授乳のたびに空気を大量に飲み込んでしまうという2つの理由が重なっているからです。大人と同じように腸がうまく働くようになるまでには時間がかかります。まずその仕組みを知ることが、不安を和らげる第一歩です。
母乳でもミルクでも、赤ちゃんは飲みながら一緒に空気を飲み込んでしまいます。飲み込んだ空気はゲップとして口から出てくることもありますが、ゲップで出しきれなかった空気がそのまま腸に下りていき、おならとして排出されます。だから授乳後のゲップをうまく出させてあげることが、おならの量を減らすことに直接つながります。
生まれたばかりの赤ちゃんの腸は、腸内細菌がこれから育っていく段階にあります。消化が不完全なまま腸に届いた成分が発酵することでガスが発生しやすく、それがおならの量の多さの原因のひとつです。月齢が上がるにつれて腸内環境が整ってくるため、おならの頻度や臭いは自然に落ち着いてくることがほとんどです。
泣いているときも口から大量の空気が入ります。おならが出なくて苦しい→泣く→さらに空気を飲み込む→おならが増えるというサイクルに入ってしまうことがあります。このサイクルを早めに断ち切るために、気づいたときにガス抜きをしてあげることが大切です。
おならの回数や臭いの変化は月齢によって異なります。「この時期はこういうものだ」という目安を知っておくだけで、毎日の観察がずいぶん楽になります。以下の表はあくまで参考ですが、我が子の様子と比べてみてください。
| 月齢 | おならの特徴 | 注意したいポイント |
|---|---|---|
| 生後0〜1ヶ月 | 回数が多いが臭いは比較的少なめ | お腹のパンパンな張りが続く場合は要観察 |
| 生後2〜3ヶ月 | 腸内細菌が増え始め、臭いが出てくることがある | いきんで泣く・便秘が続く場合はガス抜きを試みる |
| 生後4〜6ヶ月 | 腸の動きが活発になり量・音ともに増えることも | 哺乳量が減っていないか確認する |
| 離乳食開始後 | 食材によって臭いが強くなる場合がある | 特定の食材後に必ず臭くなる場合は食材を確認 |
生後2〜3ヶ月を境におならが臭くなることがありますが、これは腸内細菌が増えてきた証拠でもあります。急に臭くなったと感じても、それだけで病気を心配する必要はほとんどありません。ただし、便秘が続いてガスだけが出ている状態の場合はお腹の中で便が発酵してガスの臭いが強くなることがあります。うんちの回数も合わせて確認してみてください。
苦しそうにしている赤ちゃんを目の前に「何かしてあげたい」と思うのは当然のことです。ここで紹介するガス抜きの方法は、どれも自宅で今すぐできるものばかりです。力を入れすぎず、赤ちゃんの様子を見ながら優しく試してみてください。
赤ちゃんを仰向けに寝かせ、手のひら全体を使っておへその周りを時計回りに「の」の字を描くようにゆっくりとマッサージします。腸の走行方向と同じ向きに動かすことでガスの移動を促せます。お風呂上がりや授乳の前後など、赤ちゃんがリラックスしているタイミングで行うとより効果的です。
赤ちゃんの両足を持ち、ゆっくりと自転車をこぐように前後に動かす体操です。足の動きが腸への刺激になり、たまったガスが動きやすくなります。無理に大きく動かさず、赤ちゃんが嫌がらない範囲でゆっくりと行うことが大切です。1回につき5〜10回程度を目安にしてみてください。
授乳後の縦抱きはゲップを出すためだけでなく、お腹のガスを移動させる効果もあります。また、大人が見ている状況限定ですが、うつ伏せ(タミータイム)にすることでお腹に自然な圧力がかかり、ガスが排出されやすくなります。首が座っていない時期は必ず大人が付き添ってください。
おならが多いこと自体は病気のサインではありませんが、以下のような症状が続く場合は小児科への相談をおすすめします。赤ちゃんが伝えられることは泣くことと表情だけです。いつもと違う様子を感じたら、迷わずに受診する判断をしてください。
これらは腸の動きが正常でない可能性を示すサインです。「たかがおなら」と思わずに、心配な場合は専門家に確認するのが一番です。
腸の働きは自律神経と深くつながっており、体のバランスが崩れることで腸の動きに影響が出ることがあります。整体の視点からお腹の不調を考えると、体全体のバランスを整えるという切り口が見えてきます。
腸の蠕動(ぜんどう)運動は自律神経の副交感神経が担っています。生まれたばかりの赤ちゃんは自律神経の調整機能がまだ未熟で、体の緊張や向き癖・首のゆがみがこの調整機能に影響することがあります。体全体のバランスを整えることで腸の動きをサポートできるというのが、ベビー整体がおなかの不調にアプローチできる理由のひとつです。
いつも同じ方向を向いている赤ちゃんは、首や骨盤に左右差が生じやすい傾向があります。骨盤のゆがみは腸全体の位置関係にも影響を与えるため、ガスが排出されにくい状態が続くことがあります。
おならが多い・苦しそう・臭いという悩みは、「そういうものだから」とだけ捉えるのではなく、体全体のバランスから原因を考えてみることも大切だと思っています。毎日の育児の中でひとりで抱え込まずに、気になることがあればいつでも気軽に相談してください。体のことだけでなく、育児の不安や疲れも含めて、一緒に考えさせてもらえると嬉しいです。



