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スプーンの当て方を変えるだけ、赤ちゃんの上唇を自然に動かす方法

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離乳食をスプーンに食べ物を乗せて、口に運ぶ。それだけのことのように見えて、実はその与え方が赤ちゃんの口の発達に大きく関わっています。

多くの方が無意識にやってしまいがちなのが、スプーンを口の中に押し込んで上唇に食べ物をこすりつけるようにして与える方法です。赤ちゃんが口を開けたところに素早くスプーンを入れて、上唇でぬぐわせるようにして食べさせる——この与え方、心当たりはありませんか。

上唇が正しく使えるかどうかは、歯並び・顎の発育・将来の発音にまで影響することがあります。今の時期にしっかり理解して対処しておくことが、赤ちゃんの口腔発達を守ることにつながります。

院長:高木

毎日の小さな積み重ねが赤ちゃんの体を育てています。

目次

赤ちゃんが上唇を使って食べるとはどういうことか

「上唇を使う」という動作を正しく理解するためには、まず赤ちゃんの口がどのように発達していくのかを知っておく必要があります。離乳食前と離乳食開始後では、求められる口の動きがまったく異なります。この変化を理解することで、なぜ正しいスプーンの当て方が重要なのかが自然と分かってきます。

授乳期の「吸う」から離乳食の「取り込む」へ

授乳期の赤ちゃんは、乳首や哺乳瓶を吸啜(きゅうてつ)するという動作で栄養を摂っています。このとき上唇は主に密閉を保つために使われています。ところが離乳食が始まると、スプーンの上に乗った食べ物を「上唇を下ろして取り込む」という新しい口の動きが必要になります。この「上唇を自ら下ろして食べ物を捕食する」動作が、離乳食の最も重要な口腔機能のひとつです。

上唇が使えないとどんな状態になるのか

上唇を使えずにいる赤ちゃんは、スプーンを口の中に押し込まれると舌と下唇だけで食べ物を取り込もうとします。口を大きく開けたままスプーンを受け入れ、舌で押し込む——この食べ方が続くと、上唇まわりの筋肉(口輪筋)が十分に発達しません。口輪筋は唇を閉じる・発音する・表情を作るなど多くの機能を担っており、この筋肉の発達不足は歯並びや顎の成長にも影響します。

上唇を下ろして食べるための正しいスプーンの当て方

上唇を使った捕食動作を促すためには、スプーンをどこに・どのように当てるかが非常に重要です。毎日の離乳食での与え方が、赤ちゃんの口腔機能の発達を左右します。「これまでの与え方と違う」と感じる方もいるかもしれませんが、少し意識を変えるだけで赤ちゃんの動きが変わってくることがあります。

スプーンは「下唇の上」に置く

スプーンは口の中に押し込まず、下唇の上にそっと乗せるように置いてください。スプーンを下唇の上に水平に乗せた状態でじっと待つと、赤ちゃんが自分で上唇を下ろして食べ物を取り込もうとする動作が自然に生まれます。この「自分から取り込む」という動きが、上唇の筋肉を育てる練習そのものです。

スプーンのサイズと深さを確認する

スプーンが大きすぎたり、食べ物を山盛りに乗せすぎたりすると、赤ちゃんが口を大きく開けざるを得なくなり、上唇を下ろす動作がしにくくなります。スプーンは赤ちゃんの口の幅よりやや小さいものを選び、食べ物は平らに乗せて「少量だけ取り込めば食べられる」状態にしてあげることが大切です。スプーンの素材は赤ちゃんの口に当たってもやわらかいシリコン製や木製が向いています。

赤ちゃんが口を開けてから近づける

赤ちゃんが口を開ける前にスプーンを押し込むのではなく、赤ちゃんが自分から口を開けてスプーンに近づいてきた瞬間に食べ物を渡すというリズムを作ることが理想です。赤ちゃんのペースに合わせて「待つ」ことが、主体的な口の動きを引き出す最大のコツです。焦らず、じっくり赤ちゃんの動きを観察しながら進めてみてください。

整体の視点から見た口腔機能と体のつながり

「整体と離乳食がどう関係するの?」と思った方もいるかもしれません。実は口の機能と全身の姿勢・頚椎・顎のアライメントは深く関わっています。口腔発達は口だけの問題ではなく、体全体のバランスの一部として捉えることが大切です。

頚椎と顎のアライメントが口腔機能に影響する

頚椎(首の骨)のアライメントが乱れていると、顎の位置が適切に保たれにくくなります。顎の位置がずれると、食べるときの噛み合わせや口の動きにも余分な緊張が加わります。特に向き癖がある赤ちゃんは頚椎の左右差が生じやすく、その影響が顎・口腔機能にも波及することがあります。体全体を整えることで、口の動きを妨げている体の緊張を解放するというアプローチが、ベビー整体のひとつの役割です。

離乳食を食べるときの姿勢も重要

離乳食を食べさせるとき、赤ちゃんの姿勢は整っていますか。背中が丸まった状態・首が後ろに倒れすぎている状態では、上唇が下りる動作がしにくくなります。抱っこで食べさせる場合は少し起こし気味に、椅子を使う場合は足が床かステップに届いている状態が理想的です。姿勢が整うと口の動きも自然と整いやすくなります。

「これで合っているのかな」と毎日不安を感じながら離乳食を与えているお母さんに、「少し変えるだけで赤ちゃんの動きが変わることがある」と伝えたいです。上唇の使い方ひとつで、将来の歯並びや発音・顎の成長が変わってくることを知ってほしいと思っています。「うちの子の食べ方が気になる」「口の動きについて相談したい」という方は、一人で悩まずにいつでも声をかけてください。


院長:高木

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