
院長:高木お気軽にご相談ください!
布団から出た最初の一歩で、かかとにズキッと痛みが走ったことはありませんか。
少し歩くと楽になるので、つい我慢してしまう。けれど夕方になると、また足の裏がうずきますよね。
今回は足底筋膜炎の原因を、立ち仕事や靴、足の形から整理してお伝えします。




足の裏の痛みは使い方の積み重ねで起こることが多いので、毎日の過ごし方を振り返ることが近道になります
足の裏には、かかとから足指の付け根へ広がる、足底筋膜という丈夫な膜があります。この膜に力が集まると、小さな傷や炎症が起こり、痛みが出ます。ここでは、痛みが起こる仕組みと、朝に特に痛みやすい理由を、順番にお話しします。
足底筋膜は足のアーチを支え、歩くたびに地面からの衝撃を受け止めています。立つ、歩く、跳ぶ動作が重なると、かかとの付け根が強く引っぱられ、傷つきます。
寝ている間は足に体重がかからず、傷んだ部分は落ち着きます。そこへ急に体重がかかると、膜が強く引っぱられ、鋭い痛みが出ます。動くうちに楽になるのも特徴です。逆に、夕方になるとぶり返す人も多くいます。
原因は一つとは限りません。仕事や運動の負荷に、足の形、体の硬さ、靴が重なり、足の裏の一点に力が集まります。毎日の生活を思い出しながら、当てはまるものがないか、四つの視点から順番に見ていきましょう。
長時間の立ち仕事や、歩く距離の多い生活は、足の裏を疲れさせます。ランニングやジャンプの多いスポーツも同じです。硬い床では衝撃が逃げにくく、急に歩く量が増えた日も痛みの引き金になります。
土踏まずが低い扁平足は、足の裏が伸ばされやすくなります。反対に、アーチが高すぎる足は、衝撃を受け止めにくくなります。アーチの高さで、痛みやすさは変わります。
ふくらはぎの硬さも、足の裏の痛みに関わります。ふくらはぎが硬いと足首が動きにくく、足の裏が引っぱられます。長く立つ仕事では、夕方にふくらはぎが張る人も多いです。
体重が増えると、一歩ごとの衝撃が大きくなります。年齢とともに足裏のクッションも弱まり、40〜60代に多いといわれています。すり減った靴や合わない靴も、衝撃を足の裏に伝えているため、毎日履く仕事用の靴ほど、状態が悪くなっていないかこまめに点検してみてください。
足の裏の痛みには、足底筋膜炎のほかにも、骨や神経の問題が隠れていることがあります。「そのうち治る」と我慢するうちに、痛みが長引く人もいます。次の様子があるときは、湿布や中敷きで様子を見ず、整形外科で調べてもらってください。
転んだあとに急に痛んだ、腫れて体重をかけられないときは、早めに受診してください。足の裏の痛みが続くときは、自己判断せず整形外科で原因を調べてもらうことが大切です。
痛みが強い間は、足への衝撃を減らすことが基本です。仕事中や家でも取り入れやすい工夫を、原因ごとにまとめました。自己流の強いマッサージは、かえって痛みを増やすことがあるため、痛む場所を強く押さないでください。
| 原因 | 工夫の例 |
|---|---|
| 立ち仕事 | クッション性のあるマットを敷き、休憩で座る |
| 足のアーチ | 足に合う靴や中敷きで支える |
| ふくらはぎの硬さ | 入浴後に壁に手をつき、ゆっくり伸ばす |
| 体重・加齢 | 食事と運動を少しずつ整える |
| 靴 | かかとや靴底のすり減りを点検し、早めに交換する |
中敷きを入れても痛みが変わらないときは、足の形や体の硬さなど、別の原因が考えられます。ふくらはぎは、気持ちよいと感じる範囲で伸ばし、痛い日は休みましょう。
痛みが落ち着いても、仕事や運動を再開すると同じ場所がまた痛くなることがあります。その場合は、足の裏だけでなく、歩き方や普段の動作も確認してみましょう。
歩くときに左右どちらかへ体重が偏っていたり、歩幅に差があったりすると、足の裏の特定の場所に負担が集中することがあります。
自分では気づきにくいため、靴底の減り方を確認したり、歩いている様子を見てもらったりするのも一つの方法です。
立ち仕事が長い、歩く量が多い、靴が合っていない、ふくらはぎが硬いなど、負担のかかり方は人によって違います。
まずは、自分がどんな場面で痛みを感じやすいのかを振り返り、仕事中の休み方や靴、運動量など、変えやすいところから見直してみてください。
足底筋膜炎は、立ち仕事や運動による負担、足のアーチの形、ふくらはぎの硬さ、靴などが重なって起こることがあります。
朝の一歩目や長時間歩いたあとにかかとが痛む場合は、まず足への負担を減らし、靴や仕事中の過ごし方を見直してみてください。
痛みが長く続く、腫れやしびれがある、歩くのがつらい場合は、整形外科などで状態を確認しておきましょう。
当院では、足の痛みだけでなく、歩き方や足首の動き、普段の体重のかけ方なども確認しています。朝の一歩目の痛みや、繰り返す足裏の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

