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膝の内側の痛みはなぜ起きる?原因と改善のヒント

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少し前から膝の内側に違和感を感じ始めていたのが、最近になって歩くたびにズキッとする痛みに変わってきた…そんな経験をしていませんか。

「年のせいかな」と思いながらも放置するのは不安だし、かといって整形外科に行くほどなのか判断がつかない。当院にいらっしゃる方の中にも、そんな気持ちを抱えたまま来られる方が多くいます。膝の痛みは原因によって対処法が大きく変わるため、まず「どこが」「なぜ」痛むのかを正しく理解することが大切です。

今日は膝の内側に起きやすい痛みの原因と、今日からできるケアの方法をお伝えします。

院長:高木

膝の内側の痛みは放置すると慢性化しやすい部位です。

目次

膝の内側が痛くなる主な原因

膝の内側に痛みが出る原因は、一つではありません。どの組織が傷んでいるかによって、痛む場所・タイミング・痛みの性質が異なります。「なんとなく内側が痛い」という状態のまま過ごしていると、原因が複数重なって慢性化してしまうことがあります。代表的な4つの原因を確認して、自分の状態と照らし合わせてみてください。

鵞足炎(がそくえん)

鵞足(がそく)とは、膝の内側やや下あたりにある「縫工筋・薄筋・半腱様筋」という3つの筋肉の腱が集まって脛骨(すねの骨)に付着している部分のことです。この付着部に炎症が起きた状態を鵞足炎と言います。

膝の内側の少し下を押すと痛い・階段を降りるときに痛む・長時間座った後の立ち上がりに痛みが出るという特徴があります。ウォーキングや階段の多い生活をしている方、O脚傾向がある方に特に起こりやすい炎症です。

変形性膝関節症(内側型)

膝の軟骨がすり減ることで骨同士が近づき、関節内に炎症・痛みが生じる疾患です。内側の軟骨は外側より体重がかかりやすいため、変形は内側から先に進行することがほとんどです。

朝のこわばり・階段の上り下りの痛み・正座や深くしゃがむ動作が辛くなるといった症状が出やすく、進行すると膝が「く」の字に変形するO脚が顕著になります。40〜60代以降の女性に多く見られます。

内側半月板損傷

膝の内側にあるクッション材「内側半月板」が傷んだ状態です。スポーツ中の急激な動きで起きることもありますが、日常生活での繰り返しの負荷によって少しずつ損傷が蓄積するケースもあります。

膝を深く曲げたときや、ひねる動作のときに内側の奥のほうに鋭い痛みが出るのが特徴です。「膝に水が溜まる」という状態も、半月板損傷が原因となっていることがあります。

内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)の損傷・炎症

膝の内側を支える「内側側副靭帯」に過度な負荷がかかることで炎症や損傷が起きます。急な方向転換やスポーツでの接触時に起きることが多いですが、慢性的な内側への負荷でも炎症が生じます。膝の内側の関節の隙間あたりを押すと痛い・膝が内側に向かって動くような不安定感があるという特徴があります。

なぜ膝の内側に痛みが集中しやすいのか

「外側ではなくなぜ内側に多いの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。これには、日本人の体型的な傾向と日常動作の特徴が深く関わっています。内側に痛みが出やすい構造的な理由を知っておくと、予防と改善にもつながります。

O脚と内側への過重負荷の関係

日本人はO脚(外反膝)傾向の方が多く、立ったときに膝が内側に向かってしまう構造的な問題を持つ方が少なくありません。O脚では体重が膝の内側に集中してかかるため、軟骨・半月板・鵞足の腱など内側の組織が常に過剰な負荷を受け続けます。膝の内側が先に痛くなる方の多くに、このO脚という骨格的な背景があります。

股関節・足首の歪みが膝に集まる

膝は股関節と足首の中間にあり、上下からの影響を受けやすい関節です。股関節が開きにくい・足首が内側に倒れる(回内足)という状態があると、その歪みが膝の内側に集中的な負荷として現れます。膝だけをケアしても改善しにくいのは、こうした上下のバランスの問題が絡んでいるためです。

症状の見分け方:どのタイプに当てはまるか

自分の痛みがどの原因に近いか、いくつかの特徴で判断する手がかりになります。ただし自己判断には限界があるため、確認の目安として使ってください。

痛む場所・タイミング考えられる原因
膝の内側やや下を押すと痛い鵞足炎
朝のこわばり・歩き始めに痛む変形性膝関節症
深く曲げたときや捻ったときに痛む内側半月板損傷
関節の隙間あたりが痛い・不安定感がある内側側副靭帯の炎症・損傷
複数の動作で痛み・膝全体が腫れている複合的な原因・受診推奨

今すぐ試せるセルフケアの方法

痛みが軽度な段階では、正しいセルフケアを継続することで症状の改善が期待できます。ただし、急性期(急に強い痛みが出た直後)の段階は安静を優先し、無理にストレッチや筋トレを行わないことが大切です。以下は痛みが落ち着いてきた段階で行うものとして捉えてください。

内転筋と鵞足周囲のストレッチ

椅子に座った状態で、足を前に伸ばして膝を軽く曲げた姿勢を保ちます。そのまま太ももの内側(内転筋)をゆっくりと両手で押しながら伸ばす感覚を確認してください。内転筋の柔軟性が上がると鵞足部分への引っ張り力が減少し、鵞足炎の改善につながります。

大腿四頭筋(前ももの筋肉)の強化

膝を支える筋肉の中で最も重要なのが、太ももの前面にある大腿四頭筋です。椅子に座った状態で片足をゆっくり水平に上げて5秒キープし、ゆっくり下ろす動作を左右10回ずつ繰り返します。大腿四頭筋が強化されると膝関節への直接的な衝撃が吸収されやすくなり、内側への負荷が分散されます。痛みのない範囲で毎日続けることが大切です。

股関節のほぐしで膝への負荷を減らす

仰向けに寝て両膝を立て、片方の膝をゆっくり外側に倒して股関節を開いていきます。10秒ほどキープして元に戻す動きを左右5回ずつ行います。股関節の可動域が広がると、歩行時に膝の内側にかかる余分な負担が軽減されます。

歩き方・立ち方の見直し

歩くときに「かかとから着地して、つま先で蹴り出す」という基本の歩行パターンを意識するだけで、膝への衝撃の入り方が変わります。また、立っているときに膝が内側を向いていないか(ニーイン)を鏡などで確認する習慣をつけると、日常の動作の中で膝への負荷を減らすことができます。

やってはいけないこと・注意点

「膝に良いと思ってやっていた」ことが実は逆効果になっているケースがあります。特に急性期や炎症が強いタイミングでは、次のような行動が症状を悪化させることがあります。

  • 強い痛みがある状態でのランニング・長時間ウォーキング
  • 正座・深いしゃがみこみを繰り返す動作
  • 膝の内側を強くマッサージする(炎症部位への過度な刺激)
  • 痛みをかばって片方の足に体重を乗せ続ける歩き方
  • 症状が続いているにもかかわらず、ストレッチのみで対処して受診を先延ばしにする

受診を急いだ方がよいサイン

次のような状態がある場合は、整形外科・専門医への受診を優先してください。セルフケアよりも先に原因の正確な診断が必要な状態です。

  • 膝が大きく腫れている・熱感がある
  • 体重をかけると立っていられないほどの強い痛みがある
  • 膝が「くの字」に変形してきている
  • 捻った・ぶつけたなど明確なきっかけの後から急に痛みが出た
  • 2〜3週間セルフケアを続けても改善しない・悪化している

当院で出来ること

「膝の痛みに整体?」と感じる方もいるかもしれません。カイロプラクティックが膝の痛みに対してアプローチするのは、膝そのものだけでなく、膝に負担をかけている骨格全体のバランスを整えるためです。

骨盤の歪み・股関節の動きの制限・足首の傾きが連動して膝の内側に過剰な負荷を生み出しています。膝だけを見るのではなく、体全体の重心・骨盤・下肢のアライメントを整えることで、膝への過重を根本から改善することを目指しています。長年の慢性的な膝の内側の痛みに悩んでいる方ほど、このアプローチが効果的なことが多いです。

さいごに

「年だから仕方ない」と膝の内側の痛みを受け入れてしまっている方がいたら、それはもったいないと思っています。正しい原因を把握して、適切なアプローチを続ければ、多くの方が日常生活の痛みを改善できる可能性があります。

「自分の膝の状態が気になる」「どのタイプの痛みなのかわからない」という方は、ひとりで悩まずにいつでも相談しに来てください。一緒に体のバランスを整える方法を考えていきましょう。


院長:高木

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住所
神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-3-22
電話番号
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定休日
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