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ずりばいで片足だけ使う原因|向き癖との関係と改善法

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赤ちゃんがずりばいを始めたものの、「右足ばかりで蹴っている」「片方の足をほとんど使わない」「片足を引きずるように進んでいる」と気になることはありませんか。

ずりばいを始めたばかりの時期は、まだ左右の動きがそろっていないこともあります。ただし、向き癖や寝返りの左右差、うつ伏せでの体重のかけ方などを見ると、なぜ片側ばかりを使っているのか整理しやすくなります。

この記事では、ずりばいで片足だけを使う時に確認したいポイント、ご家庭でできる関わり方、受診を考えたいサインについて解説します。

片足だけのずりばいは、向き癖や身体の緊張が影響していうことが多いです。身体を整えることで自然と両足を使えるようになります

目次

ずりばいで片足だけ使うのは大丈夫?

ずりばいは、赤ちゃんによって進み方にかなり違いがあります。両足で交互に蹴る赤ちゃんもいれば、片足を中心に使う、腕の力だけで進む、お腹を軸にして回転するなど、さまざまな動きが見られます。

そのため、ずりばいで片足だけを使っているからといって、それだけですぐに問題があるとは限りません。

一方で、いつも同じ足だけで蹴る、反対の足をほとんど使わない、寝返りやうつ伏せでも左右差が強い場合は、足だけでなく体全体の使い方を確認してみましょう。

片足だけ使う時に見る4つのポイント

1. 向き癖が強くないか

いつも同じ方向を向いて寝ている赤ちゃんは、顔を向きやすい側と向きにくい側ができることがあります。

向き癖が強いと、うつ伏せになった時にも片側へ体重をかけやすくなり、ずりばいで使う手や足にも左右差が出ることがあります。

寝ている時だけでなく、抱っこの時や授乳中もいつも同じ方向を向いていないか確認してみましょう。

2. 寝返りが片側だけになっていないか

右には寝返りできるけれど左にはほとんどしない、というように寝返りに左右差がある場合は、その後のうつ伏せ姿勢でも得意な方向を使いやすくなります。

ずりばいだけを見るのではなく、寝返りの方向や、仰向けから横向きになる時の動きも一緒に見ることがポイントです。

3. うつ伏せで体重が片側に偏っていないか

うつ伏せの時に、いつも同じ肘に体重をかける、骨盤が片側へ傾いている、片方の足ばかり曲げている場合は、その姿勢のままずりばいを始めることがあります。

すると、体を支えやすい側と蹴りやすい側が決まり、片足だけを使う動きにつながることがあります。

4. 反り返りや体の緊張が強くないか

抱っこすると反り返る、足をピーンと伸ばす、着替えの時に体が硬く感じるといった様子がある場合は、体を曲げたり左右へ体重移動したりする動きがしにくいことがあります。

ずりばいでは、腕で体を支えるだけでなく、骨盤を動かしながら左右の足を使う必要があります。体全体の緊張が強いと、得意な側ばかりを使いやすくなることがあります。

片足ずりばいで家庭で確認したいこと

片足だけを使っている時は、「使っていない足を無理に動かす」よりも、赤ちゃんが左右どちらも使いやすい環境を作ることから始めてみましょう。

おもちゃを左右から見せる

いつも同じ方向におもちゃを置いている場合は、反対側からも声をかけたり、おもちゃを見せたりします。

大人が体を動かすのではなく、赤ちゃん自身が「見たい」「触りたい」と思って体を動かすのを待つことが大切です。

抱っこの向きを変えてみる

いつも同じ腕で抱っこしていると、赤ちゃんも同じ方向を向きやすくなります。可能な範囲で抱っこの左右を入れ替え、いろいろな方向を見る機会を作ってみましょう。

うつ伏せの姿勢を観察する

うつ伏せになった時に、左右の肘を同じように使えているか、顔が一方向に固定されていないか、片足だけ強く曲げていないかを見ます。

左右差があるからといって無理に反対側へ動かす必要はありません。まずはどの姿勢が得意なのかを観察することから始めましょう。

ずりばいからはいはいへ進む時に見たいこと

ずりばいの次には、四つん這いになったり、前後に揺れたりしながら、はいはいへ進んでいく赤ちゃんもいます。

この時期は、ずりばいで左右が完全に同じ動きになっていることよりも、少しずつ両手両足を使う経験が増えているかを見ることが大切です。

たとえば、四つん這いになった時に両手で体を支えられる、左右どちらにも体重を移せる、両膝を床につけられるといった動きが増えていれば、次の発達につながっていると考えやすくなります。

小児科などへ相談したいサイン

片足ずりばいだけで、すぐに異常と判断する必要はありません。ただし、次のような様子がある場合は、ずりばいの癖として片づけず、小児科や小児整形外科などで確認してください。

  • 片方の足をほとんど動かさない
  • それまで使っていた足を急に使わなくなった
  • 足や股関節を動かすと強く嫌がる
  • 足に触れた時の反応が左右で大きく違う
  • 抱き上げた時に片足だけ力が入りにくく見える
  • ずりばい以外でも明らかな左右差が続いている

気になる動きがある場合は、普段のずりばいを動画で撮っておくと、医療機関で相談する際にも様子を伝えやすくなります。

片足ずりばいで当院が確認していること

当院では、片足だけを使っていることだけを見るのではなく、向き癖、寝返りの左右差、反り返り、うつ伏せでの体重のかけ方、抱っこした時の体の緊張などを合わせて確認しています。

たとえば、足そのものには大きな左右差がなくても、顔を向く方向や体を支える腕に偏りがあり、その結果として片足を使いやすくなっていることがあります。

赤ちゃんの発達には個人差があります。無理に左右をそろえるのではなく、今どのように体を使っているのかを確認し、ご家庭で取り入れやすい遊び方や関わり方をお伝えしています。

向き癖、反り返り、ずりばい、はいはいなど、赤ちゃんの体の使い方全体については、当院のベビー整体ページでもまとめています。

さいごに

ずりばいで片足だけを使う時は、足だけを見るのではなく、向き癖、寝返り、うつ伏せでの体重のかけ方、反り返りなどを合わせて確認してみましょう。

ずりばいを始めたばかりの時期は動きが安定していないこともありますが、いつも同じ側だけを使っている場合は、赤ちゃんがどの姿勢を得意としているのかを見ると分かりやすくなります。

片方の足をほとんど動かさない、急に使わなくなった、痛がる様子がある場合は医療機関で確認してください。それ以外の場合は、無理に左右をそろえようとせず、遊びや抱っこの中で左右どちらも使う機会を作っていきましょう。


院長:高木

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